Release: 2019/09/15 Last-Modified: 2024/03/31

ミニチュアダックスフンドの授業をはじめるぞい！「特徴・性格・飼いやすさ・しつけ・病気」

小型犬

ミニチュアダックスフンドの特徴

体長は体高の約2倍、胴長で短足な姿が愛らしいミニチュアダックスフンド。平たい垂れ耳と、少し長めのマズルをしているわ。

愛らしく家庭愛玩犬としてのイメージが強い犬種、元はアナグマやイタチ、ウサギなど土の中に巣穴を持つ小型動物の狩猟犬として活躍していたの。そのため筋肉質な体格をしているのね。

狩猟犬をしていたため、このように足が短くなっているということだよね。

ダックスフンドは３つのサイズがあるの。JKC(ジャパンケネルクラブ)の基準では、生後15カ月を経過した時点での胸囲によってサイズが分けられるんだよね。

体重の規定はありませんが、平均は4～5kg前後、大きい犬でも7～8kg程度の小型犬ですよ。見た目より重ためな感じね。

毛色の種類

被毛はスムース・ロング・ワイヤーの3種類。スムースは艶のある短い毛が密集していて、ロングは長くて細い柔らかい毛が生えているの。ワイヤーは硬くてゴワゴワとした毛を持ち、個性的な顔立ちをしているわね。

ミニチュアダックスフンドの毛色は実にバラエティ豊かよ。

ミニチュアダックスフンドの性格

陽気で好奇心旺盛で遊ぶのが大好きなため、家族として迎え入れると楽しく暮らすことができるわ。

頭が良く、適応能力も高いので初心者にも飼いやすい家庭愛玩犬に向いている犬種だよね。

狩猟犬であったため勇敢で警戒心が強い一面もあるわ。

また、狩りの場面では状況判断を迫られることもあり、自立心が強く頑固な性格も持ち合わせています。

ミニチュアダックスフンドの飼いやすさ・しつけ

ミニチュアダックスフンドは頭が良く順応性も高いので比較的しつけがしやすく愛玩犬として飼いやすい犬種です。

ただし、子犬の頃から甘やかしすぎると、本来持つ性質である警戒心の強さや勝気な性格が出てしまうわ。この性格が顕著にあらわれると、「無駄吠え」や「噛み癖」のある犬になってしまうので、小さいうちからしっかりとしつけを行いましょう。

活発で遊び好きな性格の多いミニチュアダックスフンドは、吠えていることに人が反応したり、甘噛みに反応していると、遊んでもらっていると勘違いする場合があります。

間違ったことをしているときには、テンションを上げないよう、無視するなどのしつけ方法も効果的かな。

ミニチュアダックスフンドのなりやすい病気や気を付けること

ミニチュアダックスフンドのなりやすい病気と、予防のために気を付ける点についてご紹介するね。

椎間板ヘルニアになりやすいミニチュアダックスフンド

ミニチュアダックスフンドがなりやすいのが椎間板ヘルニア。椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間のクッションの役割をしている椎間板が変形して飛び出し、神経を圧迫する病気です。

段差の昇り降りができなくなったり、触ると痛がったりしますが、そのまま放置すると麻痺し、神経の圧迫された部分より下が動かなくなってしまいます。ミニチュアダックスフンドのように胴が長く足が短い犬種は特に注意が必要です。

大切なのは腰に負担をかけないということかな。まずは肥満にならないよう適正体重を維持してあげるのがいいかも。また、ソファや階段の昇り降りはなるべくさせないほうが良い。床がフローリングなどで滑りやすい場合には滑り止めなどを敷いてあげることも大切ですよ。

また、人間の子供のように腕の下に手を入れて腰から下に体重が掛かるような抱き方も良くないみたい。必ずお尻の下にも手を添えて体全体を抱き上げるようにしましょう。

歯周病も多いため気をつける

ミニチュアダックスフンドは歯周病にもなりやすい犬種でもあります。歯周病はひどくなると、歯がグラグラして食べられなくなったり、ひどいときには頬が腫れ、皮膚を突き破って膿が出てきたりすることもあります。

成犬になってから突然歯磨きをしようとしても大抵の犬は嫌がってしまうわ。口の中を触らせてくれるよう、子犬のうちから歯磨きの習慣を付けておくことが大切です。

皮膚トラブルが多いのも特徴

食べ物や、花粉・ハウスダストなどの環境要因によるアレルギーを持っていることが多いのもミニチュアダックスフンドの特徴。また、マラセチア皮膚炎といった酵母菌(カビ)による皮膚トラブルも多いです。

赤みや痒み、脱毛などの皮膚トラブルには注意が必要です。また、耳で炎症が起きると外耳炎となるかもしれません。特にミニチュアダックスフンドは耳が垂れていて蒸れやすく外耳炎になりやすい犬種なんです。

皮膚を綺麗にしておいてあげるのはもちろん、寝床などもこまめに掃除をして清潔に保つよう気を付けましょう。ただし過度なシャンプーや耳掃除は症状を悪化させてしまうこともあるので気をつける必要があります。

皮膚トラブルは再発しやすく完治が難しいものもあるので、病院で適切な処置や指示を受けることをお勧めします。

ミニチュアダックスフンドの食事

ミニチュアダックスフンドは、運動量が多い犬種です。そのため、しっかりとタンパク質を摂取し筋肉をつけることが大切。タンパク質には動物性と植物性のものがありますが、犬は野菜や穀類の消化が苦手であり、肉類の消化が得意です。

すなわち、犬にとって良質なタンパク質とは動物性のタンパク質。主原料に動物性タンパク質を使用しているものを選んであげるようにしましょう。

また、短い脚で飛んだり跳ねたりしたときの衝撃が膝に伝わりやすく、椎間板ヘルニアや関節トラブルのリスクが高い犬種です。

これらの病気を予防するには肥満予防が重要。愛犬の体重管理に気を配り、ドッグフードのカロリーにも気をつけたいものです。

可能であれば、グルコサミンやコンドロイチンなどの関節のケアをサポートしてくれる成分を含むドッグフードが理想的。これらはサプリメントとして与えることもありますが、ドッグフードに含まれているものを選べば飼い主さんの負担も減るので良いですね。

ミニチュアダックスフンドの授業を終えて

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