犬の健康を毎日チェック!早期発見早期治療でQOL低下を防ごう!

犬のお世話

こんにちは。動物看護師のチョコです。ご訪問ありがとうございます。

今回は「犬の健康を毎日チェック!早期発見早期治療でQOL低下を防ごう!」についてじゃ。しっかり学んでいっとくれ。

犬の健康を支えているのは飼い主さんです。確かに何かあれば動物病院で診察・治療をすることで、犬の健康を改善し守ることができます。

しかし、一番身近なあなたの愛犬にとってのホームドクターはかかりつけではなくあなた自身です。

異変がある愛犬を動物病院に連れてきてもらえれば、もちろん獣医師が診察し適切な治療を提供します。

そして、それは素人である飼い主には当然できることではありませんし、ネットや知人に聞いて自己判断で何かをしていいものでもありません。

ですが、異変に真っ先に気付くことができて動物病院に連れて行ってあげられるのは、毎日を共に過ごす飼い主さんしかいないのです。

つまり、異常の早期発見と早期治療のために動けるのは他ならぬ飼い主さんしかいないため、愛犬のホームドクターとして日々健康チェックをしてあげるようにしましょう。

チェック場所としては大きく分けると耳・目・口・身体の4つ。

それぞれ、どのような点をチェックしていけば早期発見・早期治療に繋げることができるのかご紹介します。

ちょっとした時に自宅で飼い主さんが簡単にできるチェック方法ですので、ぜひ参考にしてください。

愛犬の好発疾患も理解しておくと、注意してチェックできるかもしれません。

犬の健康を毎日チェック!短時間で簡単にできるポイント

お腹のチェック

愛犬の健康を守るのはホームドクターである飼い主です。もちろん、実際に診察・診断・治療をするのは獣医師の仕事であり飼い主さんができることではありません。

しかし、そもそも飼い主が異常を発見できなければ獣医師のもとに連れていくこともありませんし、犬が自分で動物病院に行けるわけでもないですよね。

動物病院へ連れて行って適切な治療を受けるためには、まずは飼い主が日々愛犬の健康をチェックする必要があります。

健康チェックというとちょっと素人では難しそうなイメージもあるかも知れませんが、飼い主さんでも簡単にできるチェックです。

チェック箇所は耳・目・口・身体の4つです。時間がなくてもパッと見るだけでわかることも多いので、コミュニケーションの一環にされてみてください。

耳トラブル対策。耳の健康チェック

耳のチェック

まずは耳の中をチェックしてみましょう。立ち耳の子よりも垂れ耳の子の方が耳トラブルが起きやすいです。

人気犬種のほとんどは垂れ耳の子ということもあり、耳トラブルに悩まされる飼い主さんは少なくありません。とはいえ、耳のチェックは立ち耳でも垂れ耳でも変わらないので早速チェックしてみましょう。

耳の炎症はないか?

外耳(耳の周り)が炎症を起こして赤くなっていないかをチェック。

耳に湿疹はないか?

外耳(耳の周り)にポツポツした湿疹は見られないかをチェック。

異臭はないか?

見た目に異常は見られなくても耳の中に異変がある場合もあるため、顔をしかめたくなるようなニオイはしないかチェック。

首を頻繁に振っていないか?

耳を足で掻いていると「かゆいのかな?」と思う飼い主さんは少なくありませんが、首を振っている様子を見て同じように感じることは少ないです。

頻繁にパタパタブルブル振っている様子を見たら耳のかゆみを疑います。

耳の腫れはないか?

耳が腫れているレベルになると痛みが出ていることが多いので、触ろうとすると怒る・痛がる・攻撃的なる、といった性格の変化が現れます。

ここまでの状態になるとかゆみと痛みによるストレスが大きな影響を出しているので、気付いたらすぐに動物病院へ連れて行ってください。

目の健康チェックで目のトラブルを防ぐ

シー・ズーの大きな目

目はパッと見るだけで違和感に気付きやすい部分です。顔を触らせてくれない子でも動き回っててもチェックすることができます。

目の異変は視力や体調にも関係するため、普段から意識して見てあげるようにしましょう。

目やにが黄色や黄緑ではないか?

黒、茶色、白(透明)の目やにで少量であれば特に気にする必要はありません。

しかし、黄色や黄緑の目やにが出ていたら治療が必要な目のトラブルを抱えているため、早急に動物病院へ連れて行きましょう。

涙の量が増えていないか?

シーズーやチワワのような目の大きい犬種はどうしても目を傷付けやすいため、目の傷や汚れで涙の量が増えることがあります。

また、シーズーはまつ毛が長く逆まつ毛になっている子も多いため、まつ毛が刺激になって涙が増えること少なくありません。

他にも鼻涙管と言って涙の通り道が詰まっていたりなど原因は様々です。涙が多いということは目に何かしらのトラブルを抱えていることを意味します。

涙はただの水ではなく目を正常に保つための機能の一つなので、できるだけ早めに動物病院へ連れて行ってあげましょう。

目をシパシパさせてないか?

これは見てすぐに分かるような状態から、気のせいかな?と感じるくらいの状態まであります。

明らかにシパシパさせているようなときはすぐにでも診察をしてもらうべきですが。気のせいかな?と感じる程度だと迷いますよね。

少し目に何か当たったくらいのちょっとしたものであればすぐにおさまりますが、それでもしばらく意識して様子をみてあげてください。

時間が経つとシパシパが酷くなってくることもあるため、違和感が大きくなるようであれば早めに動物病院へ連れて行ってあげましょう。

難易度高めの口の健康チェック

口のチェック

口の中を見るのは正直簡単ではないと感じる飼い主さんは多いと思います。

しかし、できないからやらないではなく普段から口を触られることに慣れさせることをしなければなりません。

とはいえ、いきなりできるようになるわけではなく、コツコツ少しずつできるようになるものなので、健康チェックとしては口を飼い主さんが開かなくてもいい方法をご紹介します。

口臭はひどくないか?

口の健康は口臭である程度判断することができます。とはいえ、口臭が強くなればなるほど口の中の状態も良くはありません。

普段から口腔ケアをすることで口の状態を良好に保つことはできますが、少しでも変化に早く気付くために口臭はチェックしてあげましょう。

キツイ口臭は治療が必要なケースも多いため、口が臭いで終わらせるのではなく動物病院で診察してもらうようにしてください。

口に違和感を抱えていないか?

ご飯を食べるとき食べにくそうにしていたり、やたら前足で口を触っていたり、ヨダレをダラダラ出しているなど、口に違和感を感じている様子がないかをチェックします。

口に違和感があるということは重度の歯周病や口内炎などが影響しているケースもあるため、気付いた時点ですぐに動物病院へ連れて行ってください。

口に違和感がある状態ではご飯を食べたくても食べることができないだけでなく、体力低下、内臓機能の低下などにも影響します。

体全体の健康と口の健康は繋がってると言っても過言ではないため、日々のケアとチェックをしてあげましょう。

触って抱っこして身体の健康チェック

抱っこして体のチェック

身体の健康チェックは普段抱っこをしたり撫でてあげたりするときにできます。

意識して触っていなくても大きな異変があれば気付きやすいのですが、フケや部分的な炎症(脇・お腹・背中・足の裏など)、小さなデキモノ、といったちょっとした異変にはなかなか気付きにくいものです。

できるだけ早期発見のためにも、普段のコミュニケーションのときに少しだけ意識しながら触ったり見てみたりするようにしましょう。

フケは出ていないか?

フケが出ているとき皮膚は乾燥している状態です。乾燥しているということはそれだけ刺激を受けやすい状態にあるので、保湿剤を使って皮膚を保湿してあげましょう。

また、フケが出る前に普段から皮膚を保湿してあげることで良好な状態に保つことができるので、正常な状態でも保湿は意識しておくことをおすすめします。

炎症や湿疹はないか?

意外と気付きにくいのが足の裏や指の間、脇、背中といったあまり意識的に見るところがない部分です。

お腹は犬がごろーんと仰向けになったときに目にすることも多いので、比較的気付きやすい場所ではあります。

しかし、犬は体全体を被毛で覆われているのでただ見るだけでは見逃しやすいのも事実です。

ですから、見るときは毛をかきわけるように(毛並みと逆に撫でるようなイメージ)して見ると、皮膚を直接見ることができます。

デキモノはできていないか?

デキモノは腫瘍とも言いますが、腫瘍があるかどうかで考えるとたとえ無害なものであっても怖くなってしまいますよね。

しかし、実際に無害か有害かを判断するためには経過観察や検査が必要になってくるので、そこを判断するためにもできるだけの早期発見が必要です。

見つけ方は炎症や湿疹がないかの確認をするのと同じように地肌を見るのも大事ですが、それにプラスしてゆっくりじっくり撫でてあげることも重要です。

やはり目視だけでは見逃しがちになってしまいますが、ゆっくり撫でてあげることで触覚で違和感に気付いてあげることができます。

ふくらみがあったり、コリコリしていたり、ポツリとできていたりなど一口にデキモノと言ってもさまざまですが、早期発見の早期診察が大事なのは変わりません。

早期発見で早期診察をすることができれば、たとえ気にする必要はないデキモノであっても安心できますし、もし経過観察が必要で仮に有害なものであれば早期治療をすることができます。

膝関節に異常はないか?

脱臼をするなど明らかな異常で犬の歩き方に変化があれば気付くことができますが、もしそれが一時的な変化だった場合明らかな異常が出現した場合でないと発見することができません。

ですから、歩き方や見た目は問題なくてもその状態で異常が発見できるようになっておくと安心です。

チェックの仕方は意外と簡単です。犬を4本足で立たせて片方の後ろ足をゆっくり曲げ伸ばしします。(左右行う)

もし膝関節に異常があればカクカクッとしたり、コリッとしたりなど、何かしら膝を動かすことで違和感を感じることができます。

特にチワワ・パピヨン・プードルといった小型で足の細い犬種に多くみられるので、こうした犬種の飼い主さんはより意識しておきましょう。

犬の健康チェックひとつでQOLにも影響

犬の健康チェック

QOL(生活の質)という言葉を聞いたことがある人も少なくないと思いますが、日々の健康チェックはこのQOLに大きく影響を及ぼします。

もし、健康チェックをしていなければ当然異常の早期発見には繋がりませんし、結果として診察・治療が遅れ気味に。

診察・治療が遅れるということは犬はその間違和感を抱え続け、その間に対処をするわけでもないので少しずつ症状が進行・悪化していくことにもなります。

人でもちょっとした違和感を覚えると普段よりも行動がしにくかったり、疲れやすかったり、食欲が落ちたりといった質の低下が起こりますよね。

それと同じように、犬も体に異変が起これば急なり少しずつなりQOLの低下が起こることがあります。

特に気にするようなものでもなく犬自身が気にしていないものであれば心配もいりませんが、気にする必要がないものなのかどうかを判断するにはやはり獣医師の協力が必要です。

そのためにはまず飼い主であるあなたの早期発見が必要になるので、愛犬のQOLを守るためにも日々の健康チェックは大事な管理のひとつだといえます。

まとめ: 犬の健康を毎日チェック

トリミングで健康チェック

犬の健康をチェックするというと定期的なトリミングや良質な食事と運動、といったものを思い浮かべることがほとんどですし、それはほとんどの飼い主さんは当たり前に実行していることですよね。

しかし、それだけではなく身体のひとつひとつを細かくチェックすることで異常の早期発見をすることができ、早期治療へつなげることができます。

実際に診察・診断・治療をするのは獣医師の仕事ですが、犬は体に違和感を覚えても自分の足で動物病院へ行くことはできません

だからこそ、耳・目・口・身体のチェックを日々のコミュニケーションのときのついでくらいでいいので、ちょこちょこ確認してあげてください。