小型犬にもケージは必要な理由。トイレ別のケージがおすすめ

ケージって必要かな?小型犬にはどんなケージが合うのかな?
今回は、このような疑問に答えていく内容となっています。小型犬を家族として迎え入れたときに様々なものを揃える必要がありますが、その中でもケージはとても重要なものです。
そこで以下の3つの点を中心に解説していきます。
- ケージが必要な理由
- ケージに入れる時の注意点
- 小型犬のケージ選びのポイント
小型犬を飼う前にケージ選びで悩んでいる方、おすすめのケージを探している方を対象としています。
目次
- 小型犬にケージが必要な理由
- ケージは犬にとって落ち着ける場所
- ケージが犬の安全の確保
- ケージが縄張りと理解させる
- 小型犬をケージに入れるときの注意点
- ケージにずっと閉じ込めない
- ケージに入る練習をする
- 小型犬に必要なケージのサイズ
- 小型犬のケージ選びのポイントを紹介
- ケージは適切な広さ・サイズを選ぶ
- ケージは天井があるものを選ぶ
- ケージは引き戸タイプが使いやすい
- ケージは成長したときのサイズを考えて選ぶ
- 小型犬のケージはトイレ別がおすすめ
- まとめ
小型犬にケージが必要な理由
室内で飼っているのにケージが必要なの?と思う方もいることでしょう。またケージやサークルは犬を閉じ込めるような感覚を持ってしまいかわいそうだと思う方もいるようです。
ですが犬にとってケージは必要だと言えます。ではなぜ室内で飼う小型犬にケージが必要なのでしょうか。
ケージは犬にとって落ち着ける場所
まず一番は、犬にとって落ち着ける場所を作ってあげることが大切だからです。人は狭いところに犬を閉じ込めるとかわいそうだと思うかもしれません。ですが、犬は広すぎる場所では落ち着かないという性質を持っています。
雷がなったときや大きな音がしたとき、いたずらをして叱られたときなど、犬が狭い場所に隠れている姿を見たことがありませんか?
犬は外敵から自分の身を守るため、狭い場所に隠れるという本能を持っているのです。どれほど飼い主を信頼していても、依存度の高い犬であっても、自分だけの安心できる場所は必要だと言えるでしょう。
ケージが犬の安全の確保
犬自身の安全を確保するためにもケージは必要です。いくら愛犬がかわいくても四六時中家にいることは難しいもの。仕事や買い物にだって出掛けますよね。その際に心配なのが犬の安全です。
愛犬を家の中でフリーにしておくと、何を噛んだり食べたりしてしまうか分かりません。普段はそんなことしないいい子だからと安心しすぎるのは危険です。犬は一人になると思いもよらないいたずらをすることがあります。
お留守番に慣れてない犬の場合は特にケージに入れて出掛け、誤食などから犬の安全を守りましょう。
ケージが縄張りと理解させる
犬は昔から群れで生活をしてきた動物です。愛犬がかわいいからと言って、人と同じ食べ物を与え、人と同じベッドで眠るなど、人同様に扱っていると、犬は自分の方が偉いと勘違いをしてしまい言うことを聞かなくなることがあるでしょう。
また犬には縄張り意識というものもあります。家で常にフリーにしておくということは、家全体が自分の縄張りだと教えることです。そうなると犬は自分の縄張りを守ろうと、訪問者やチャイムの音などで良く吠える犬になるケースもあります。
そういったことを防ぐためにも、ケージに入れている時間と遊ぶ時間を分けてめりはりをつけることも大切です。人が食事の時間、出掛ける時間、寝る時間などはケージに入れると時間を決めておくと良いかもしれませんね。
小型犬をケージに入れるときの注意点
犬にとってケージは必要だと言いましたが、いくつか気を付けないとケージに入ることをすごく嫌がる犬になってしまいます。
犬をケージに入れるときに注意したい点をご紹介します。
ケージにずっと閉じ込めない
ケージで飼うことにしたからといって、犬を四六時中ケージに閉じ込めておくことは絶対にやめましょう。いくら安心する場所だとしても閉じ込めてしまっては犬もストレスが溜まります。遊んであげる時間、散歩に行く時間など、必ずコミュニケーションをとり、自由にさせてあげる時間も必要です。
ケージに入る練習をする
ケージに入るのが嫌いな犬もいます。運動量の多い犬や遊び好きな犬は狭いとストレスを受けます。また、飼い主さんへの依存心が強い犬は分離不安を起こすなど、ケージに入れると嫌がる理由は様々。
ケージが嫌いな犬を無理やり押し込むと、さらにケージ嫌いに。まずは扉を閉めずに、上手には入れたらおやつをあげるなど少しずつ慣らして練習していきましょう。
小型犬に必要なケージのサイズ
では小型犬にはどれくらいのケージの大きさが必要なのでしょうか。先程もお伝えしたように、広ければ良いというものでもありません。広すぎると犬は落ち着かないのです。だからといって狭すぎるのも窮屈です。
犬の性格などにもよりますが、一般的には犬が伏せをしても足が出ず窮屈でない奥行が良いでしょう。立ち上がってクルっと回るときにお尻などが当たらない余裕も必要です。
横幅は、寝床とペットシートを置いてもスペースに余裕があるくらいが良いですね。トイレと寝床が近すぎるのはNG。区別がつきにくいと犬はストレスを感じてしまいます。ケージの中でトイレを覚えてくれて、快適に過ごすためには多少の余裕が必要です。
小型犬のケージ選びのポイントを紹介
最後にケージ選びのポイントについてご紹介しましょう。
ケージは適切な広さ・サイズを選ぶ
まずは何と言っても広さです。適切な広さでなければ犬はストレスを感じてしまいます。上記を参考に、愛犬にとってよいサイズのケージを選んであげましょう。ケージ内でトイレと寝床が別れているようなものも良いですね。
ケージは天井があるものを選ぶ
ケージの他にサークルと呼ばれるものがあります。これは天井がなく外の枠だけを囲んだもののこと。
トイ・プードルなど犬種によってはかなりジャンプ力のある犬もいます。飛び越えてしまうようでは意味がありませんし、飛び越えようとしたときにケガをする可能性も高いです。できれば天井のあるケージタイプを選びましょう。
ケージは引き戸タイプが使いやすい
ケージには引き戸タイプのものと開き戸タイプのものがあります。どちらかというと引き戸タイプのものの方が開けっ放しにしておくことができ、愛犬が自由に出入りできるので便利です。
ケージは成長したときのサイズを考えて選ぶ
子犬を迎えたときにそのサイズに合わせてケージを選ぶと、のちのち成長したときに買い換えないといけなくなります。ある程度成長した大きさの予想をつけて、ケージを選ぶことも大切。
子犬の間小さい体にケージが広すぎるときには、中にクレートや周囲を囲まれたペットベッドなどを入れてあげて、愛犬が落ち着けるスペースを作る工夫をしてあげてください。
小型犬のケージはトイレ別がおすすめ
小型犬のケージはトイレのスペースとくつろぐスペースの間に仕切りが付いているタイプがおすすめです。
犬もトイレは場所が決まっていた方が安心します。ケージの中にトイレがあることでケージの中で留守番するのに慣れることができます。トイレをする場所、また留守番に慣れるというしつけを行うことができます。
トイレのしつけができる仕切りドア付きの2ルームサークル。屋根付き。
トイレ別にして仕切ることが可能なケージ。右、左のどちらにでもトイレを設置できるため場所に困らないタイプ。シンプルなデザインでお部屋にマッチすると思います。
小型犬のケージのまとめ
室内飼いの小型犬にとってもケージは大切です。愛犬が家の中で落ち着いて暮らせるためにも、しつけのためにも、ぴったりのケージを見つけて快適に過ごさせてあげてくださいね。