犬種人気ランキング2020。小型犬に人気が集中!ミックス犬急上昇

犬のお話

人気犬種は2019年と同じかな?いつも小型犬が人気だよね?2020年はどうかな?

2020年のランキングは大きく変わりはないですが、ミックス犬の人気が急上昇中です。2019年と比べてご覧ください。

この記事では犬種人気ランキング2020として最新のランキングのご紹介とそれぞれの犬種について簡単に解説していきます。人気犬種というのはランキングでランクインするだけの理由があり、それだけ多くの人が選びやすい条件を持っているとも言えますよね。

目次

  1. 犬種の人気ランキングとは
    • ペット保険の会社がランキングを発表
    • 日本は小型犬が人気。海外は大型犬
    • 飼い主の考え方の違い
    • 海外での人気犬種はレトリバー
  2. 犬種人気ランキング2020!1~5位特徴までご紹介!
    • 人気ランキング1位 – トイプードル
    • 人気ランキング2位 – チワワ
    • 人気ランキング3位 – MIX(体重10kg以下)
    • 人気ランキング4位 – 柴犬
    • 人気ランキング5位 – ミニチュアダックスフンド
  3. 人気上位犬種になる理由は?
    • 6位〜10位も小型犬がランクイン
    • 抜け毛がなく自由にアレンジ可能なカットデザインが人気の理由
    • 日々のお手入れやブラッシングはどの犬種でも必要
  4. まとめ

犬種の人気ランキングとは

人気犬種ランキングとは何でランキングを決めているの?という疑問が出てくる方もいると思います。実はこのランキングについてはいろんなところから発表されているため、どこが正しいとかはわからないという状況です。

ペット保険の会社がランキングを発表

こちらのサイトでは、ペット保険シェアNo.1のアニコム損害保険株式会社から発表されるランキングから記事を作成しています。こちらの発表は2008年からはじまっているそうです。

0歳で保険に加入した犬種でランキングを付けているそうです。信頼度は高めとなっていますね。

日本は小型犬が人気。海外は大型犬

犬種人気ランキングは毎年更新されていますが、日本では大型犬や中型犬よりも小さくて愛くるしい小型犬の人気が絶えません。

逆に海外では中型犬・大型犬といった大きな犬種がパートナーとして選ばれる傾向にありますが、これはペット先進国と言われるだけのしつけのレベルの高さや意識から大きな犬種でもトラブルを抱えにくいというのが背景にあるのかも知れませんね。

飼い主の考え方の違い

単純に好みによるものもあると思いますが迎え入れてから困りごとに対処することを考える日本の飼い主に対して、海外では迎え入れる前に困ったことが起こらないよう犬についてトレーナーなどプロの下で勉強をします。

飼育環境だけでなく社会的ルールを教えるための知識を備えて迎え入れることができれば、当然大きさに関係なく日常生活を豊かに送れることはいわずもがなです。

しかし、どうしても今の日本では後手の対処で考えがちなので結果として『小さくて扱いやすい小型犬』に人気が集中しているのではないかと憶測できます。

海外での人気犬種はレトリバー

海外では、「ラブラドールレトリバー」、「ゴールデンレトリバー」などのレトリバー系の犬種の人気が高くなっています。

犬種人気ランキング2020!1~5位特徴までご紹介!

日本での小型犬人気が続く中、特に人気の高い犬種としてどんな子たちがいるのか1~5位までそれぞれの特徴と合わせてご紹介していきましょう。

人気ランキング1位 – トイプードル

1位トイプードル

トイプードルが人気犬種であることは犬に関心がある人であればなんとなく想像ができたと思います。そして驚くべきは今回の2020年でなんと11年連続の人気ナンバーワンを獲得しているということ。

ここまでの不動のナンバーワンでいられる最も大きな理由としては、ぬいぐるみのような可愛さに豊富なカットアレンジが可能という『飼い主の視覚的喜び』を大きく満たしていることがあると思います。

それに加えて毛が抜けにくく抜け毛に悩まされにくいという点も大きなポイントとなっているため、室内で一緒に生活をするうえで飼い主の欲求を満たしている犬種と言えるでしょう。さらに、トイプードルは特に賢い犬種でもあるのでルールを教える上でも関係を築きやすいというところも、飼い主初心者からベテランまで人気が集まる犬種です。

人気ランキング2位 – チワワ

2位チワワ

トイプードルに続きチワワも2020年で11年連続人気上位の2位を獲得している犬種です。トイプードルのように豊富なカットアレンジがあるわけではありませんが、成犬になっても子犬のままのようなルックスと壊れそうなほどの小ささに人気が集まっています。

ただし、こちらはナンバーワンのトイプードルとは違い一般的な犬種と同じように抜け毛が目立つ犬種です。毛の短いスムースと毛の長いロングの2種類がいますが、どちらも抜け毛の量は大差なくむしろロングになると毛玉問題もでてきます。それでも人気ナンバー2を維持しているのは、一生子犬ともいえる外見が大きく影響していることは間違いありません。

人気ランキング3位 – MIX(体重10kg以下)

MIX犬

昔はミックスというとただの雑種で純血種よりも価値が低いイメージがありましたが、現在ではさまざまなミックス犬が登場しなんとついに上位3位にまで入りこんできました。

実はアニコム調査で2008年まではランキングトップ10にすら入っていなかったミックスですが、2009年からランキング5位にまで急激浮上し2010年~2014年までは第4位をキープ。そして、>2015年についにトップ3にランクアップし現在に至るまで第3位をキープし続けている人気ぶり。

チワワもかわいいけどダックスも捨てがたい…!マルチーズもプードルも魅力的…!といったどっちつかずの気持を満たしてくれるだけでなく、ミックスだからこそ持っているそれぞれの特徴を持った魅力が人気に繋がっていそうです。

人気ランキング4位 – 柴犬

3位柴犬

洋犬が人気トップを争っているなかで実は5位と4位をいったりきたりを10年以上繰り返しているのが柴犬。日本ブランド犬である柴犬は飼い主に忠実でキリッとしたたたずまいでありつつも、飼い主や気を許した人にだけ見せる甘え上手な姿がランキング上位であり続けている秘密かもしれません。

また、同じ日本ブランド犬でも小型犬なのは柴犬だけで他の紀州犬・四国犬・北海道犬・甲斐犬・秋田犬は中型・大型になるため、室内飼育をするうえでも柴犬はお手頃な日本犬といっても過言ではなさそうです。

人気ランキング5位 – ミニチュアダックスフンド

人気5位ミニチュアダックスフンド

実は2008年まではミニチュアダックスフンドは不動の第1位犬種だったのですが、プードルやチワワの人気が同時に出始めた時期でもあって全体的な人気の割合が落ちた年でもありました。

その勢いに押され翌年の2009年には第3位に順位が落ち、2014年まではトップ3をキープしていたものの2015年からミックス犬に順位を抜かれ第4位。その後柴犬と4位5位の順位を競う年が続き、2020年は5位という結果になったようです。

不動の1位だったミニチュアダックスフンドが転落したのはダックス愛好家にとって悲しい現実ではあるものの、それでもトップ10からは外れることなくトップ5に居続けるのはやはり心をつかむ魅力が大きいからでしょう。

その魅力といえば愛くるしいサイズとチャームポイントの胴長短足です。成犬になってももちろん魅力的ですが、子犬のミニチュアダックスフンドは成犬とは違った破壊力のある愛らしさがあります。

人気上位犬種になる理由は?

お手入れ

ランキング6~10位

  • 6位 ポメラニアン
  • 7位 ミニチュア・シュナウザー
  • 8位 ヨークシャーテリア
  • 9位 フレンチ・ブルドッグ
  • 10位 シー・ズー

6位〜10位も小型犬がランクイン

6位〜10位を見ても小型犬ばかりがランクインしました。室内犬で見た目がかわいいというのがランクインしている犬種に共通する特徴です。中にはブサカワちゃんも混じっていますね。

抜け毛がなく自由にアレンジ可能なカットデザインが人気の理由

1〜5位までの犬種人気ランキングをご紹介しましたが、やはり総合的に判断しても室内飼育しやすいのはトイプードルです。

カットデザインの豊富さとお人形のような外見に視覚的満足度だけではなく、抜け毛が気にならないというのがやはり最大のメリット。

しかし、抜け毛を気にしなくてもいいからお手入れをしなくても大丈夫というわけではなく、むしろトイプードルはチワワやミニチュアダックスフンド以上にお手入れが必要不可欠な犬種でもあります。

もちろん、トイプードルに限らずその他の犬種も毎日ブラッシングは必要ですが、トイプードルは柔らかくくるくるとした毛質上非常にからみやすく毛玉になりやすい犬種です。

つまり、そうでない犬種よりもブラッシングや月1~2回のトリミングは絶対的に必要になるので、そこのケアにお金や時間を使えないという場合はむしろ飼いにくい犬種だとも言えます。

日々のお手入れやブラッシングはどの犬種でも必要

2位以下の犬種ならそうではないのかというとそうではなく、やはり最低でも月に1回のトリミングは必要ですし毎日もしくは週に1回はブラッシングをしてあげないといけません。

特に人気アップしている柴犬は短毛なので毛玉・毛もつれとは無縁といったイメージを持っている人が多いですが、実はアンダーコートと呼ばれる綿毛のような毛が非常に多い犬種で抜け毛がほかの犬種と比べ物にならないレベルです。

また、この抜け毛のやっかいなところが根元のほうで固く絡みついてしまい地肌が見えなくなってしまうことも多く、そうなってしまうと1度のお手入れではとても取り除くことはできません。

このように、どの犬種であっても毎日もしくは週に1回のブラッシングが必要不可欠であり、犬種によってはプロのケアを月に2回はしてあげた方がいいこともあるため、人気で飼いやすいからお手入れが楽という誤解はしないようにしましょう。

まとめ

座っている人気トイプードル

今回犬種人気ランキング2020ということで最新の人気犬種をご紹介しましたが、やはり日本では小型犬が全体的に人気上位になっていました。

特に不動のナンバーワンであるトイプードルは外見はもちろんのこと、抜け毛が気にならないということで初めて犬を飼う人からそうでない人まで人気が集まりやすいように思います。

しかし、抜け毛が気にならないからお手入れをしなくてもいいわけではなく、どの犬種であっても毎日のお手入れは必要不可欠。

「短毛だから抜け毛が少ないと思っていた」「ちょっとブラッシングをしなかっただけでこんなになるとは思っていなかった」と驚く飼い主さんは少なくありません。

ですが、毛がある以上多かれ少なかれ毛は日々生え変わり、環境中のホコリやチリなどが毛に絡みつきます。

しかもそれは人間の髪の毛のように一部分だけでなく顔からしっぽの先まで全身のことなので、飼いやすく人気だからお手入れも楽という認識でいてはいけません。

あくまでも人気の理由はその見た目の可愛さという視覚的欲求の満足度が高いというところが大きいので、人気ランキングに惑わされないようにあなたがどこまでなら管理ができるかまでしっかり考えて迎え入れてあげましょう。