子犬を飼うための準備や費用。ワクチンや予防接種にも意外とかかる

・小型犬の子犬を飼いたいと思っているけど、どんな準備が必要なのかな?
・費用面でも心配。
・飼った後にどのくらいの費用がかかるかな?
このような疑問に答えていきます。この記事を読むと、小型犬の子犬を飼う前にどのような準備ができるか理解できるので、安心して飼うことができるようになります。
愛犬は大切な家族です。迎えるためにはしっかりとした知識をつけ、準備をしておきましょう。子犬を飼いたいと思っている方、子犬にかかる費用を知りたい方は最後までご覧ください。
目次
- 小型犬の子犬はどこで探すの?
- 子犬はペットショップから買う
- ブリーダーから子犬を買う
- 保護施設から子犬を譲渡してもらう
- 子犬を選ぶときのポイント
- 子犬の犬種を決めて特徴を知っておく
- 子犬の性格、個性の違いをチェックする
- 子犬の健康状態をチェックする
- 小型犬の子犬を飼うために準備するもの
- 安全に過ごせるサークル、ケージを準備する
- 室内用のトイレを準備する
- 食事用の食器を準備する
- 首輪とリードを準備する
- 子犬が遊ぶおもちゃを準備する
- 小型犬の子犬を飼ってからかかる費用
- ドッグフード、おやつなどの食費
- 定期的に行うワクチンの費用
- 法律で定められた狂犬病予防注射
- 予防薬にかかる費用
- トリミングの費用
- ペットシーツやお尻拭きなどの消耗品
- 小型犬の子犬の食事・ドッグフード
- 子犬のドッグフードの選び方
- 子犬に与える食事の量
- ドッグフードの切り替え時期
小型犬の子犬はどこで探すの?
まず、子犬を飼いたいと思ったらどこでパートナーとなる愛犬と出会いますか。主に子犬の入手先は3つです。
子犬はペットショップから買う
多くの方が子犬を買うのがペットショップです。何度か通ってみて様子を観察し、よく検討してから購入したり、必要なものを店員さんに相談したりすることができます。
ブリーダーから子犬を買う
特定の犬種を繁殖させているブリーダーさんから直接購入することも可能です。ネットなどで情報を仕入れ、実際に見せてもらい選ぶのが良いでしょう。多くの犬を育ててきたブリーダーさんは知識も豊富で、育て方などのアドバイスがもらえます。
保護施設から子犬を譲渡してもらう
飼えなくなったり捨てられたりした子を迎え入れ、新しい家族になってあげることができるものです。海外では施設から譲渡してもらう方は多く、悲しい思いをした犬たちが第二の人生を幸せに暮らしています。
日本ではまだまだ施設から譲渡してもらう方は少ないですが、少しずつこのような動きが出てきています。
子犬を選ぶときのポイント
次に子犬を選ぶときのポイントです。飼う前にしっかりとチェックしておきましょう。
子犬の犬種を決めて特徴を知っておく
どのような犬種を飼うかはとても大切なポイント。もちろん個性もありますが、犬種そのものの性格や体質、大きさなどもあります。家に迎え入れてから吠えて手に負えない、抜け毛が多くて掃除が大変、抜け毛で家族にアレルギーが出た、成犬になったら大きすぎたなどのトラブルがあって飼えなくなっては最悪の事態です。
子犬の性格、個性の違いをチェックする
子犬を見ているとそれぞれ性格が現れています。ずっと寝ている子、人懐っこい子、遊び好きな子、怯えやすい子など。自分のイメージにより合った愛犬を見つけましょう。
子犬の健康状態をチェックする
もう一つ重要なのが体調です。元気か、下痢をしていないかどうかよく観察しましょう。子犬は寄生虫トラブルなども多いもの。また繊細で些細なことでも体調を崩し下痢をしてしまいます。子犬のお尻をみて、下痢をしていないか確認することも大切です。
小型犬の子犬を飼うために準備するもの
子犬を迎え入れる前にまずは、犬が安心して暮らせるような環境を整えておきましょう。そのために必要な物をご紹介します。
安全に過ごせるサークル、ケージを準備する
愛犬が落ち着いて過ごす場所を確保するためにも、サークルやケージは必ず用意しましょう。
室内用のトイレを準備する
小型犬は室内で飼うことが多く、必ず毎日散歩に行くとも限りません。室内でトイレの場所を決め、そこでトイレを覚えさせてあげると良いですね。
食事用の食器を準備する
食事を入れる器や水を入れておく器も必ず必要です。
首輪とリードを準備する
すぐに必要ではありませんが、ワクチンが済みお散歩に出かける頃には必要になります。
子犬が遊ぶおもちゃを準備する
子犬のうちは何かを噛みたがることも多いものです。愛犬とのコミュニケーションのためにも、子犬がたいくつしないためにもおもちゃを用意してあげましょう。
小型犬の子犬を飼ってからかかる費用
ペットショップなどでは高額で売られている子犬ですが、犬にかかる費用は何も購入するときの費用だけではありません。初めて犬を飼う方はこんなに費用がかかるのかと驚くことも多いでしょう。
食費以外のことをあまり考えず容易に犬を飼ってしまう人がいますが、きちんとしたケアをしてあげられないのはとてもかわいそうです。生涯かかる費用をしっかりと理解したうえで、家族として迎え入れましょう。
例えば愛犬が12才まで生きたとして、一頭あたり100万円以上の費用がかかるでしょう。さらに避妊や去勢の手術、ケガや病気の費用などを含めると総額はもっと多くなります。
ドッグフード、おやつなどの食費
毎日の食費は必ずかかるものです。節約したい気持ちも分かりますが安価なドッグフードにはそれなりの理由があります。できれば1kgあたり1,000円以上するものを選んであげましょう。
定期的に行うワクチンの費用
混合ワクチンは子犬のときに打って終わりではありません。犬は基本的に毎年ワクチンが必要です。ワクチンで予防できる感染症にはかかってしまうと死に至る恐ろしいものもあります。必ず毎年摂取しましょう。
法律で定められた狂犬病予防注射
ワクチンとは別に狂犬病の予防注射が必要です。これは国から法律で定められているもので、犬を飼っている方は必ず打つ義務があります。
予防薬にかかる費用
犬の血液を狙っているノミやダニ。一度付いてしまい、家に入れてしまうととても面倒です。人が噛まれることもあるので必ず予防しましょう。
また、蚊を媒体にして犬の体内に寄生するフィラリア。予防を怠り、感染してしまうと心臓に寄生虫が大量に沸き、最悪死んでしまうケースもあります。室内にも蚊は入ってくるので、必ず予防薬の投与が必要です。
トリミングの費用
自宅でシャンプーはできても、爪切りや被毛のカットなど全てはできないことが多いでしょう。そこで必要なのがトリミングです。1~2ヶ月に一度はトリミングサロンに行く費用もかかります。
犬種にもよりますが、トイプードルで6000円〜かかります。
ペットシーツやお尻拭きなどの消耗品
おもちゃやペットシーツなどの消耗品にも毎月費用がかかります。ざっとまとめても年間これだけ必要なものがあります。
小型犬の子犬の食事・ドッグフード
子犬を迎えたら悩むのが食事についてです。そこで子犬の食事についてご説明します
子犬のドッグフードの選び方
ドッグフードは「総合栄養食」と書かれているものを選びましょう。「総合栄養食」はそのフードと水だけで必要な栄養素が摂れるものです。先程もお伝えしたように「総合栄養食」でもあまり安すぎるものは避けたいですね。
子犬に与える食事の量
時々ペットショップで「食事は1日2回です」などと言われてその通りにしている方もいますがそれは大きな間違いです。生後2ヶ月くらいの子犬のうちは最低でも4回、可能であればもっと回数をあげても良いです。生後3ヶ月くらいで1日3回の食事になります。
また、子犬の時期は大切な成長期です。給餌量の表記にこだわらず、お腹がすいているようであればもっと与えてあげてください。小型犬は9ヶ月くらいである程度成長が終わります。この頃には自然と食べる量は落ち着いてくるのが一般的で、食事の回数は1日2回にしても大丈夫です。
ドッグフードの切り替え時期
小型犬が成犬用のフードに切り替えるのは成長期が終わる頃、8~9ヶ月くらいが目安です。
まとめ
犬を飼うということは家族として大切に育てるということです。それなりに費用や責任がかかることを理解しましょう。犬はいつも飼い主に寄り添ってくれて、癒してくれる愛らしい存在です。その中でも特に子犬の時期はかわいくもあり、短いものです。
しっかりと愛犬を迎え入れる準備をして、楽しみながら育ててあげてくださいね。