関節が気になる小型犬におすすめのドッグフード3選

ドッグフード

愛犬の骨折や脱臼が心配。どうやって関節ケアしたらよいのかな?

今回の記事は、このような疑問に答える内容となっています。

  1. 関節炎の原因や対策
  2. 関節炎に効果がある栄養素
  3. 関節炎に効果があるドッグフード

飼い主さんが愛犬の健康で気になるものの一つに関節炎があります。犬は話すことができませんが、以前とは動き方が違うなど何かしらSOSのサインが出ていることもあるでしょう。関節炎は早期から予防や治療をすることが大切であり、ケアには食事が重要なポイントです。

そこで今回は、大切な愛犬を関節炎から遠ざけるドッグフードをご紹介します。

目次

  1. 小型犬につきまとう関節炎という病気
    • 関節炎とは
  2. 小型犬がなりやすい関節炎の原因
    • 加齢が原因で関節炎になる
    • 過度な運動が原因で関節炎になる
    • 関節炎になりやすい犬種がいる
    • 先天性により関節炎になる
  3. 小型犬の関節炎の症状
  4. 小型犬の関節炎の予防や治療
    • 痛みを緩和する
    • 適度な運動で予防する
    • 滑らないような工夫で予防する
    • 体重管理、食事管理で関節炎を予防する
  5. 小型犬の関節炎が気になるときに摂りたい栄養素
    • EPA、DHA
    • グルコサミン、コンドロイチン
    • カルニチン
    • タンパク質
  6. 関節ケアが気になる小型犬におすすめのドッグフード
    • オリジンドッグフード フィット&トリム
    • アランズナチュラルドッグフード・ラム
    • いぬはぐ
  7. まとめ

小型犬につきまとう関節炎という病気

関節炎とは

小型犬は関節が弱い。小型犬を飼っている飼い主の皆さんは関節の心配をしていると思います。関節に負担がかからないように対策をしている方も多いと思います。これから関節について解説していきますね。

関節炎とは

関節には骨と骨を繋ぎ、円滑に動くよう軟骨があります。関節炎とは、その部分に炎症が起きてしまうことです。軟骨が摩耗したり、変形したりすることで炎症が起き、痛みを伴います。この関節炎は5頭に1頭くらいの割合で起こっているとも言われているほど、犬には多いものです。

高齢になってくると増える関節炎ですが、若齢でも発症することがあります。また時間と共に少しずつ進行していきます。そのため、なるべく早くから予防し、愛犬の異変に気付いてあげることが大切です。

小型犬がなりやすい関節炎の原因

では、関節炎を起こしてしまう原因には一体何があるのでしょうか。

加齢が原因で関節炎になる

一般的には加齢によるものが多いでしょう。5頭に1頭が関節炎を患っているとお伝えしましたが、10歳以上の犬ではなんと約半分も、程度には差はありますが、関節炎を起こしているとされています。人も高齢になると関節が痛くなるように、犬も加齢による関節炎がもっとも多い原因です。

過度な運動が原因で関節炎になる

過度な運動をすると、関節炎を起こしやすくなってしまいます。犬は散歩に出掛けたり、遊んだりしているとテンションが上がり無我夢中で走り回ります。自分の運動量の限界を超えていることに気づかないことも多いものです。気付かないうちに無理をして遊び過ぎ、結果関節を痛めてしまうこともよくあります。飼い主さんがある程度セーブしてあげるのも大切な予防の一つです。

関節炎になりやすい犬種がいる

犬種によって、関節炎になりやすい犬種がいます。以前は大きな体を支えているため、大型犬に多いとされていましたが、現代では小型犬でも関節炎になる犬が多いもの。特に小型犬で関節炎がみられやすい犬種は、チワワやポメラニアンなどの足が細い犬種です。

先天性により関節炎になる

稀に生まれつき、先天性や遺伝による異常から関節炎を起こしているケースもあります。この場合には若齢でも発症しやすくなるでしょう。

小型犬の関節炎の症状

犬をはじめ、動物は痛みを隠そうとする性質があります。そのため飼い主さんが気付いていないケースも多いものです。

変形してしまった軟骨は元に戻りません。ですから、なるべく早くみつけてあげて治療を開始し、進行を抑えたり、症状を緩和させてあげたりすることが大切なのです。

次のような症状がみられたら、愛犬は関節炎を患っているかもしれません。

注意点
  1. 散歩にあまり行きたがらなくなった
  2. 段差を嫌がる
  3. 足を触ると痛がる
  4. 足を上げていることがある
  5. びっこを引く
  6. 立ち上がるのに時間が掛かる
  7. ジャンプしなくなった
  8. 座り方が左右対称でない

足を上げる、触ると痛がる、びっこを引くなどは、痛みの症状が出ているので、飼い主さんからみても比較的分かりやすい症状と言えますね。ですが、あまり歩かなくなったり、立ち上がるのが遅くなったりと、普段の行動が鈍くなる場合は、年だからとあまり気にせず、見落としてしまうケースもあります。

愛犬の様子を普段からよく観察し、小さな異変に気付いてあげることが大切です。

小型犬の関節炎の予防や治療

関節炎の予防

では、小型犬が関節炎になってしまった場合や、ならないようにするためにはどのような点に気を付ければ良いのでしょうか。

痛みを緩和する

痛みが出ている場合には、まずは痛みを緩和してあげます。痛いと動かなくなるので、さらに関節は硬くなり、筋肉が衰え、ますます動くことが難しくなるという悪循環に陥ってしまいます。

適度な運動で予防する

適度な運動は、関節の稼働域を拡げたり、筋肉を付けたりするために非常に重要です。適度な運動は症状によって異なります。また、安静にしてるほうが良いケースもあります。必ず獣医師さんの指示に従って運動量を決めましょう。

滑らないような工夫で予防する

足元が滑ると、関節に負担が掛かってしまいます。自宅がフローリングなど滑りやすい床の場合は、カーペットを敷くなどの工夫をしてあげることも大切。

また、足の裏の毛が伸び過ぎていると肉球が隠れ、滑る原因となります。こまめに足裏の毛刈りをしてあげることも予防に繋がります。

体重管理、食事管理で関節炎を予防する

肥満ぎみの犬は関節炎になりやすいというリスクがあります。関節への負担を減らすためにも体重管理は非常に重要。また、太りすぎの場合は運動による減量で、余計に関節に負担を掛けることがあります。まずは減量用の食事を与え、体重をある程度減らしてから運動をさせましょう。

その他、ドッグフードには、関節炎のケアや予防に役立つ栄養素を含んでいるものも多くあります。そのようなドッグフードを与え、食事管理を行うことで、愛犬を関節炎から遠ざけることができますよ。

小型犬の関節炎が気になるときに摂りたい栄養素

関節炎に効果がある栄養素

では、愛犬の関節炎が気になるときに積極的に摂りたい栄養素と、その効果についてご紹介します。

EPA、DHA

EPAやDHAまた、リノレン酸などは、オメガ3脂肪酸に分類される脂肪酸です。これらは、良質な脂質であり、体内で合成することのできない栄養素。そのため食事から摂取する必要があります。EPAやDHAには、炎症を抑える作用があり、関節炎や皮膚炎の改善にも効果的な成分です。関節炎では痛みを伴いますので、炎症を抑える効果のあるEPA、DHAは積極的に採り入れたい栄養素です。

グルコサミン、コンドロイチン

グルコサミンやコンドロイチンは、骨と骨の間の軟骨を保護してくれる成分です。そのため、関節ケアに効果的。これらはサプリメントで摂り入れることも多いですが、元々ドッグフードに含まれているものを選んであげると、飼い主さんの負担も減るので良いですね。

カルニチン

カルニチンには、脂肪を燃焼させる効果があります。愛犬が肥満気味で関節炎が気になる場合には、このカルチニンを含むドッグフードを選ぶと、より効果的に減量が可能です。

タンパク質

タンパク質は筋肉を作るために非常に重要な栄養素です。関節炎の場合は、関節を支える筋肉をつけることが大切。そのため、タンパク質も積極的に摂取したい栄養素です。また、筋肉がつき代謝が良くなると理想的な体重を維持しやすくなります。

関節ケアが気になる小型犬におすすめのドッグフード

point

関節炎のケアには、先程ご紹介した栄養素だけを摂取してれば良いというわけではありません。筋肉をつけるためにも、体重増加を防ぐためには、高タンパクで低脂肪な食事が大切です。そこで、小型犬の関節ケアにおすすめのドッグフードを3つご紹介します。

オリジンドッグフード フィット&トリム

オリジンは、「ペットフードオブザイヤー」と呼ばれる国際的な賞を3年も連続で受賞しています。その他にも世界各国で、数々の受賞歴を持ち、世界中で高く評価されているドッグフードです。そのオリジンから出ている「オリジンドッグフード フィット&トリム」は、関節をケアしたい愛犬にもおすすめのドッグフード。

その理由は、良質な肉類をたっぷり使用していること。原料の85%を肉類が占める高タンパクなドッグフードです。炭水化物を制限し、タンパク質を増やしているため、タンパク質の含有量はなんと42%。肥満予防やダイエットに適したドッグフードとなっていますが、EPAやDHAもしっかりと配合されています。

さらにグルコサミンやコンドロイチンも豊富に含まれているので、関節ケアをしたい愛犬におすすめ。穀物不使用のグレインフリードッグフードであり、添加物を含まない人も食べられるヒューマングレードとなっているので安心して与えることができます。

オリジンのドッグフード
  • 「ペットフードオブザイヤー」と呼ばれる国際的な賞を3年も連続で受賞。
  • 原料の85%を肉類
  • タンパク質の含有量はなんと42%
  • 肥満予防やダイエットに適したドッグフード
  • グルコサミンやコンドロイチンも豊富に含まれているので、関節ケアをしたい愛犬におすすめ
  • 穀物不使用のグレインフリードッグフード
  • 添加物を含まない人も食べられるヒューマングレー
ORIJEN(オリジン)公式サイトを見る

アランズナチュラルドッグフード・ラム

「アランズナチュラルドッグフード・ラム」は自然素材にこだわって作られているドッグフードです。アレルギーにも配慮し、主原料にはグラスフェッド・ラム肉が使用されています。グラスフェッド・ラムとは、大自然の中で自由に牧草を食べて育った羊のこと。ラム肉を使用しているので、低脂肪・高タンパクなドッグフードとなっています。

また、ラム肉には関節炎や肥満気味のときに摂りたい栄養素である、カルニチンや不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。もちろん添加物不使用、グレインフリーと、品質も良質。グルコサミンやコンドロイチンも含まれているので、関節ケアのサポートもできる、おすすめのドッグフードです。

アランズナチュラルドッグフード
  • 着色料・香料不使用
  • アレルギーを配慮し、主原料にはグラスフェッド・ラム肉を使用
  • 厳選された8種類だけの原材料
  • 自然の中で食べていた食事を出来る限り再現
アランズ ナチュラルドッグフード公式を見る

いぬはぐ

「いぬはぐ」は愛犬の腸内環境を考えて作られたドッグフード。乳酸菌やオリゴ糖を配合し、腸内環境が整うよう工夫されています。

腸内の環境が悪いと様々な病気になりやすいとされていて、腸内環境を整えることで免疫力が高まり、健康的な生活が送れます。「いぬはぐ」は栄養バランスに優れていて健康志向なドッグフード。タンパク質の源となるアミノ酸や、EPA・DHA、グルコサミン、コンドロイチンが配合されているため、関節をケアしたい愛犬にもおすすめです。

もちろん無添加、ヒューマングレードのプレミアムドッグフードですので安心して愛犬に与えることができます。

まとめ

高齢になってくると、老化現象だと見落としがちの関節炎。成犬の頃と同じように動くことができないのは当然ですが、愛犬のSOSのサインにはなるべく早く気付いてあげたいものです。

愛犬がより長く、元気に歩いたり走り回ったりできるよう、予防や日常ケアとして質の良いドッグフードを選んであげてくださいね。