肥満な小型犬のダイエットにおすすめのドッグフード3選

ドッグフード

肥満な愛犬にはどんなドッグフードが候補になるかな?肥満対策する必要があるかな?

今回はこのような疑問に答えていきます。

室内で飼われていることがほとんどの小型犬は、運動不足や食べ物の与えすぎによって太りやすい環境にいます。少し丸い方がかわいいと考える飼い主さんも多いですが、肥満には様々なリスクがあります。

  1. 小型犬が太る原因やリスク
  2. 太る犬に候補になりそうなドッグフードを紹介

この記事では主に上の2つの点を理解できる内容となっています。愛犬の健康のためには、体重管理は重要なポイントです。

目次

  1. 小型犬が太る原因5つに注意
    • ドッグフードやおやつを食べすぎて肥満になる
    • 散歩に行けず運動不足で肥満になる
    • 加齢により運動量が減るため太る
    • 避妊、去勢の影響で太る
    • 病気の影響から太る
  2. 小型犬が肥満になると起こるリスク
    • 肥満になると関節炎を起こしやすくなる
    • 肥満が原因で尿路結石になる可能性
    • 肥満の原因で心臓に負担がかかる
    • 犬も人間と同じく糖尿病になる
    • 肥満により呼吸器への負担がかかる
  3. 小型犬のダイエットフードの選び方
    • 愛犬に必要なのは減量用か維持用か検討する
    • 低カロリーのドッグフードを選ぶ
    • 高タンパクなドッグフードを選ぶ
    • グレインフリーなドッグフードの方がおすすめ
    • 食物繊維が含まれるドッグフードで血糖値の上昇を抑える
    • Lカルニチンが含まれるドッグフードで脂肪を燃焼する
  4. 体重管理をしたい小型犬におすすめのドッグフード
    • オリジンドッグフード フィット&トリム
    • アランズナチュラルドッグフード・ラム
    • アカナ ライト&フィット
  5. まとめ

小型犬が太る原因5つに注意

小型犬太る原因

犬も人と同じで、基本的に摂取カロリーが消費カロリーを上回ることで、体重が増加してしまいます。小型犬が太る原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

ドッグフードやおやつを食べすぎて肥満になる

単純に食べている量が多いと摂取カロリーが増え、太ってしまうのは当然です。小型犬の食べすぎには、ドッグフードの与えすぎもありますが、おやつなど間食の与えすぎもあります。室内で飼われている小型犬は、飼い主さんとのコミュニケーションとしておやつをもらう機会が多いものです。

また、人が食べているものを欲しがるのでついつい与えてしまうということもあるのではないでしょうか。人から見てほんの少し、と思っても体の小さい小型犬にとってはかなりのカロリーがあるので注意が必要です。

散歩に行けず運動不足で肥満になる

小型犬は、散歩に行かなくても室内でトイレをするようしつけがされていることも多く、ついつい忙しかったり、寒かったりすると散歩が遠のきがちです。そのため、小型犬は運動不足になりやすい傾向があります。消費カロリーが減ってしまうと、摂取カロリーが上回り肥満の原因となってしまいます。

加齢により運動量が減るため太る

高齢になってくると活動量が減り、自然と寝ていることが多くなってくるものです。また、筋肉量の低下や、消化吸収機能の低下などから基礎代謝も自然と下がってくるでしょう。そうすると消費カロリーが減少しますので、食事量や摂取カロリーが変わっていなくても太ってくることがあります。

避妊、去勢の影響で太る

避妊や去勢をすると太る犬も多いものです。これはホルモンのバランスが乱れてしまうため。食事量を増やしていないのに手術後に体重が増加してくることがあります。

病気の影響から太る

稀に病気によって太っているケースもあります。副腎や甲状腺などの内分泌疾患では、ホルモンバランスが崩れ肥満体型になってしまいます。

特徴は腹部膨満。肥満になるほど食事を与えてないのに急にお腹周りが膨れてきたという場合には、動物病院を受診したほうが良いでしょう。

小型犬が肥満になると起こるリスク

小型犬の肥満の理由

では、小型犬が肥満になってしまうとどのようなリスクがあるのでしょうか。

肥満になると関節炎を起こしやすくなる

小型犬に多い関節炎は、肥満になるとさらに悪化してしまいます。細い足に過度な体重が掛かると関節への負担が増えてしまうので、特に気を付けたい病気です。

肥満が原因で尿路結石になる可能性

肥満になると動きづらくなり、運動量がさらに減るという悪循環に落ち入ります。運動しなくなると水をあまり飲まなくなり、尿が濃くなるので尿石が水分中に溶けません。このことから、尿石症のリスクが高まります。また、食べ物の過剰摂取により栄養バランスが崩れることも原因の一つです。

肥満の原因で心臓に負担がかかる

肥満になり、体積が増えるとその分血管も増え、心臓から送り出す血液も増えます。それが心臓の負担となり、心臓病のリスクが高まります。

犬も人間と同じく糖尿病になる

太っていなくても糖尿病になることはありますが、肥満になるとより糖尿病のリスクは高まります。

肥満により呼吸器への負担がかかる

気管虚脱など呼吸器の疾患を持っている犬は肥満になると、脂肪でさらに気管が圧迫され呼吸がしづらくなってしまいます。また、呼吸器疾患がなくても、肥満によって呼吸がしにくくなってしまうでしょう。

小型犬のダイエットフードの選び方

手作り

肥満は健康面で様々なリスクがあります。やはり愛犬に長く元気でいてもらうためには適正体重を維持することが大切です。ダイエットの重要なポイントである食事。小型犬のダイエットフードはどのように選べば良いのでしょうか。

愛犬に必要なのは減量用か維持用か検討する

体重管理用のフードには減量用と維持用があります。減量用のものは、その名の通り減量を目的とし、カロリーを抑えつつ栄養バランスの摂れた食事です。

維持用は、主に太りやすい犬が健康的な体型を維持するための食事。避妊・去勢などをして、通常の食事では太ってしまう犬などにおすすめです。愛犬にはどちらのタイプが良いか検討して、ドッグフードを選んであげましょう。

低カロリーのドッグフードを選ぶ

ダイエットをする際にやはり重要なのはカロリーです。摂取カロリーが消費カロリーを下回らなければ痩せることはできません。

100g当り350kcalくらいまでのものであれば、低カロリーなドッグフードだと言えます。そのあたりを目安にドッグフードを選んでみるのも良いですね。

ただし、ドッグフードによって1日に必要な給餌量は異なります。カロリーが低くても、必要な給餌量が多ければ、結果的には1日の摂取カロリーを減少させることができません。

逆に少ない給餌量で満足感と栄養を得られるものであれば、少しカロリーが高めでも、1日の摂取カロリーは抑えられます。愛犬に必要な1日の給餌量からカロリーを計算して、まずは10%~15%程度カットしてみるのが良いでしょう。

高タンパクなドッグフードを選ぶ

ダイエット中にもしっかり摂取したいのがタンパク質です。タンパク質は筋肉を作るために重要な栄養素。タンパク質が不足すると、ダイエットをさせても筋力が落ちてしまいます。

筋力が落ちると代謝も落ちてしまいますので、結果、消費カロリーが減少してしまいます。栄養不足を起こさないためにも高タンパクな食事を選びましょう。

グレインフリーなドッグフードの方がおすすめ

穀物は食物繊維を摂取したり、エネルギー源になったりと、必ずしも排除しなければならない栄養素ではありませんが、穀物はカロリーが高いというデメリットがあります。その点を考えるとだダイエット期にはグレインフリーのドッグフードもおすすめです。

食物繊維が含まれるドッグフードで血糖値の上昇を抑える

食物繊維をしっかり摂取することで、少量でも満腹感を得られ、便通も良くしてくれます。また、腸内環境を整えてくれるので免疫力も高めてくれる栄養素です。

食物繊維を摂取すると、糖と脂質の吸収を抑え、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるのでダイエットに効果的です。

Lカルニチンが含まれるドッグフードで脂肪を燃焼する

Lカルニチンには脂肪を燃焼させる効果があります。ダイエットしている犬には積極的に摂取してもらいたい栄養素です。

体重管理をしたい小型犬におすすめのドッグフード

では、体重管理をしたい小型犬におすすめのドッグフードをご紹介します。

オリジンドッグフード フィット&トリム

オリジンは犬にとって「生物学的に適正」な栄養バランスを配合して作られているプレミアムドッグフード。世界中の愛犬家から評価されている高品質なドッグフードです。

脂肪分の少ない赤みの肉を42%も使用しているので、必要なタンパク質がしっかり摂取できます。また、ダイエット中に抑えたい炭水化物とカロリーが制限され、食物繊維も含まれているので、ダイエットに適したドッグフードとなっています。

さらに、EPA・DHA、グルコサミンやコンドロイチンも豊富に含まれているので、関節ケアもできるドッグフード。

添加物を含まない人も食べられるヒューマングレードかつ、穀物不使用のグレインフリーのドッグフードですので愛犬に安心して与えることができます。

オリジンのドッグフード
  • 「ペットフードオブザイヤー」と呼ばれる国際的な賞を3年も連続で受賞。
  • 原料の85%を肉類
  • タンパク質の含有量はなんと42%
  • 肥満予防やダイエットに適したドッグフード
  • グルコサミンやコンドロイチンも豊富に含まれているので、関節ケアをしたい愛犬におすすめ
  • 穀物不使用のグレインフリードッグフード
  • 添加物を含まない人も食べられるヒューマングレー
ORIJEN(オリジン)公式サイトを見る

アランズナチュラルドッグフード・ラム

自然素材にこだわって作られている「アランズナチュラルドッグフード・ラム」。主原料には、グラスフェッド・ラム肉を贅沢に使用しています。グラスフェッド・ラムとは、大自然の中で自由に放牧されて育った羊のこと。

ラム肉は、低脂肪、高タンパクでダイエットに最適な肉類です。また、脂肪燃焼を助けてくれるLカルニチンも豊富に含まれています。

グルコサミンやコンドロイチンも含まれているので、肥満の犬に心配な関節もサポートしてくれます。もちろん添加物不使用、グレインフリーと、品質も良いプレミアムドッグフードです。

アランズナチュラルドッグフード
  • 着色料・香料不使用
  • アレルギーを配慮し、主原料にはグラスフェッド・ラム肉を使用
  • 厳選された8種類だけの原材料
  • 自然の中で食べていた食事を出来る限り再現
アランズ ナチュラルドッグフード公式を見る

アカナ ライト&フィット

「アカナ ライト&フィット」は、栄養豊富な肉をたっぷり使用し、血糖値を上昇させやすい高GI炭水化物を使用していないので、ダイエットにピッタリのドッグフードです。

消化吸収が早い炭水化物の代わりにGI値の低いフルーツと野菜を使用しています。そのため血糖値が急上昇することがなく、貯蓄脂肪を減少させることができるのです。

アカナはバラエティ豊富なドッグフードで様々な種類を製造していますが、中でも「アカナ ライト&フィット」はダイエット向きで脂肪やカロリーを抑えられて作られています。

また、原材料中65%に肉を使用しているので、非常に高タンパクな食事です。筋肉をしっかりつけることで代謝も上がり、理想的な体型に近づくことができます。

もちろん保存料や着色料は無添加。信頼できる地元の農家、牧場主、漁師から仕入れた新鮮な原材料を、自社キッチンで調理するというこだわりを持って作られているドッグフードですので、愛犬にも安心して与えることができます。

アカナドッグフード
  • 肉とたんぱく質が豊富な食事
  • 炭水化物の代わりにGI値の低いフルーツと野菜を使用
  • ダイエット向きで脂肪やカロリーを抑えられている
  • 原材料中65%に肉を使用しているので、非常に高タンパク
アカナ公式を見る

小型犬が太る原因まとめ

肥満は大切な愛犬の健康に様々な被害を及ぼします。太っている犬にはダイエットして健康的な体型になってもらいたいものですが、急激なダイエットは禁物。長期的、計画的にダイエットさせてあげましょう。

なるべく長く元気でいてもらうためには、食事を見直すなどして、適正体重を維持することが重要です。ぜひ、愛犬に合った食事を見つけてあげてくださいね。