皮膚・被毛のケア、ツヤが気になる小型犬におすすめのドッグフード3選

ドッグフード

被毛ツヤがよくないけどドッグフードを変えるのがいいのかな?

今回はこのような疑問に答える内容となっています。

皮膚や被毛のトラブルを抱える犬は非常に多く、動物病院を受診する原因の上位に入っています。そのため、愛犬の皮膚の状態に敏感な飼い主さんも多いことでしょう。この記事を通して皮膚や被毛についての知識を増やし、愛犬のお世話に役立ててください。

目次

  1. 小型犬の皮膚・被毛のトラブル
    • 細菌感染、真菌感染が原因で皮膚トラブルが起こる
    • 寄生虫が原因で皮膚トラブルが起こる
    • アレルギーが原因で皮膚トラブルが起こる
  2. 小型犬の皮膚炎の予防やケア
    • 投薬やシャンプーを定期的に行う
    • 免疫力を高める
    • ストレスをためないように注意する
    • ドッグフードやおやつにアレルギー食材がないか見直す
  3. 小型犬の皮膚・被毛のケアで摂りたい栄養素
    • 炎症を抑えるEPAやDHAを摂取する
    • 皮膚の保湿効果があるビタミンを摂取する
    • 筋肉や内臓などを作るタンパク質を摂取する
  4. 皮膚・被毛のケアをしたい小型犬のドッグフードの選び方
    • オリジン シックスフィッシュ
    • アランズナチュラルドッグフード・ラム
    • アカナ・パシフィカドッグ
  5. まとめ

小型犬の皮膚・被毛のトラブルの原因

犬の皮膚トラブル

犬に多い疾患である皮膚トラブル。まとめて、皮膚炎や皮膚病などと呼ばれることもありますが、実に様々な症状が現れます。犬が皮膚トラブルを起こしたときに起きる症状は主に次のようなものです。

皮膚トラブルの症状

  • 赤みが出る
  • 痒がる
  • 脱毛する
  • 毛艶が悪くなる
  • 脱毛する
  • フケが出る
  • かさぶたができる
  • 嫌な臭いがする

皮膚トラブルは種類が多く、そのため症状も多様です。特に痒みは犬にとっても大きなストレス。眠れなくなるほど痒く、掻きむしったり舐めたりしてしまうことで、二次感染を起こしてしまうケースもあります。また、皮膚だけでなく毛並みが悪くなる、脱毛する、といったケースもあります。なるべく早く原因を突き止めて治療をしてあげたいものですね。

上記のような皮膚トラブルの原因とは一体何でしょうか。犬の皮膚トラブルの原因は大きく分けて3つに分けることができます。

細菌感染、真菌感染が原因で皮膚トラブルが起こる

細菌やカビなどに感染し、皮膚に炎症を起こすものです。ケガした部位に細菌が感染することもあれば、免疫力が低下することで感染してしまうこともあります。

寄生虫が原因で皮膚トラブルが起こる

ノミやダニなどの寄生虫に刺されることで、皮膚炎を起こすこともあります。

アレルギーが原因で皮膚トラブルが起こる

何らかの物質に反応してアレルギーを起こし、皮膚にトラブルを起こすものです。アレルギー性皮膚炎の中にも、食物によって起こる食物アレルギーと、花粉やハウスダストなどの環境要因が原因となって起こるアトピー性皮膚炎があります。

小型犬の皮膚炎の予防やケア

小型犬が皮膚トラブルを起こしてしまった場合や、ならないようにするためにはどのような点に気を付ければ良いのでしょうか。

投薬やシャンプーを定期的に行う

細菌や寄生虫による皮膚炎の場合は、それぞれ、投薬やシャンプーなどが治療、予防法となります。

免疫力を高める

免疫力が低下していると、様々な病気に掛かりやすくなってしまいます。皮膚トラブルもその一つ。特に子犬やシニア犬では、免疫力が下がっていますので気を付けたい時期です。

ストレスをためないように注意する

犬はストレスを受けると免疫力が低下するとされています。犬がストレスを受ける原因は色々あります。時には、近所の工事の音や、留守番が増えたことなど、飼い主さんが気付きにくいものもあるでしょう。普段から愛犬の様子をよく観察して、ストレスを受けていないか気にかけてあげてください。

ドッグフードやおやつにアレルギー食材がないか見直す

主にアレルギーによる皮膚や被毛のトラブルを起こしているときには、食事の見直しも非常に重要です。まずは、ドッグフードなどに愛犬がアレルギーを起こす食材が使用されていないか確認しましょう。

食物アレルギーの原因となるのはタンパク質です。そのため、アレルギーを起こしにくいタンパク質を使用しているドッグフードを選ぶのも良いですね。また、必要な栄養素がしっかり摂れているかも大切なポイントです。

小型犬の皮膚・被毛のケアで摂りたい栄養素

アレルゲンを除去したり、炎症を抑えたりと、皮膚や被毛のケアは食事によるところが大きいものです。そこで、皮膚・被毛のケアをしたい犬に摂り入れたい栄養素はどのようなものか、効果と共にご紹介していきます。

炎症を抑えるEPAやDHAを摂取する

EPAやDHAといった栄養素は、オメガ3脂肪酸に分類される必須脂肪酸で、体内では合成できない栄養素です。食べ物から摂取しなければいけませんので、積極的に摂り入れたいものです。EPAやDHAには、炎症を抑える効果があります。これらを摂取することで皮膚の炎症を抑えてくれます。

皮膚の保湿効果があるビタミンを摂取する

ビタミンには色々な成分がありますが、それぞれ皮膚を良好な状態に保つ役割をしてくれるので、皮膚トラブルの時には積極的に摂りたい栄養素です。

ビタミンB群に分類される「ナイアシン」や「パントテン酸」、「イノシトール」は皮膚の角質層にあるセラミドを合成する栄養素。セラミドが減少すると皮膚が乾燥しやすくなりますが、ビタミンBは皮膚の保湿をしてくれるものです。

また、ビタミンCやEには老化を防ぐ抗酸化作用があります。皮膚が老化すると、乾燥したり、皮膚が薄くなったりと、外部からの刺激に影響を受けやすくなります。ビタミンCやEを摂取することで若くみずみずしい肌を保つことができます。さらに、ビタミンAには表皮の生成を助け、皮脂の量を調整する働きがあります。

このように、ビタミンには皮膚に良い効果が数多くありますが、水に溶けない脂溶性ビタミンは過剰摂取すると体に悪影響を与えるものもあるので注意が必要です。どのような栄養素でもそうですが、過剰に与えることは控えましょう。

筋肉や内臓などを作るタンパク質を摂取する

タンパク質は体のあらゆる部分を構成する栄養素です。筋肉や内臓などを作る元となりますが、皮膚や被毛にとっても非常に重要なものです。タンパク質が不足すると、皮膚の状態が悪化したり毛並みが悪くなったりしてしまいます。そのため、低タンパク質の食事は避けたいところです。

また、タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類がありますが、犬にとって良質なタンパク質は動物性のタンパク質です。とうもろこしなどの穀物を主原料としているものではなく、肉類が主原料となっているものを選んであげましょう。

皮膚トラブルが気になる小型犬におすすめのドッグフード

自宅でできる食事ケアでは、先程お伝えした栄養素を含むものがおすすめです。また、添加物が不使用であることも選ぶ際気を付けたいポイント。添加物がアレルギーを起こしている可能性もあるからです。

他には、アレルゲンとなりにくい食材を使用しているドッグフードも良いですね。ただし、「アレルギー対策ドッグフード」や「低アレルギードッグフード」と表記されているからといって、必ずアレルギーが改善されるわけではありません。

いくらアレルギーを起こしにくい食材でも、愛犬のアレルゲンとなっている可能性もあります。愛犬がアレルギーを起こさない食材を選ぶことが大切です。

とはいえ、何がアレルゲンとなっているのか見極めるのは非常に難しいもの。確実にアレルゲンを除去するには、動物病院などで調べてもらったり、アレルギーを起こしにくい食材を使用しているドッグフードを試したりして、改善するか見極めていく必要があります。

上記のことを踏まえたうえで、皮膚や被毛のケアに適した栄養素を配合し、アレルゲンとなりにくい食材を使用しているドッグフードをご紹介します。

オリジン シックスフィッシュ

オリジンは数多くの受賞歴を持ち、世界中で高く評価されているドッグフードです。その中で「オリジン シックスフィッシュ」は、皮膚トラブルを持つ犬におすすめしたいドッグフード。

アレルギーの原因になりやすいとされる穀物ですが、その他の食材でもアレルギーは起こります。特に、チキンやポーク、ビーフなどの肉類は比較的アレルゲンとなりやすいものです。

せっかく良質な肉を豊富に含むドッグフードを選んであげても、アレルギーが出てしまっては与えられません。そんな犬におすすめしたいのが「オリジン シックスフィッシュ」。

新鮮な魚を主原料とし、原材料の85%も使用しています。魚はDHAやEPAを豊富に含み、アレルギーを起こしにくい食材です。

もちろん添加物不使用で、グレインフリー、人も食べられるヒューマングレードのドッグフードですので安心して与えることができます。

オリジンのドッグフード
  • 「ペットフードオブザイヤー」と呼ばれる国際的な賞を3年も連続で受賞。
  • 原料の85%を肉類
  • タンパク質の含有量はなんと42%
  • 肥満予防やダイエットに適したドッグフード
  • グルコサミンやコンドロイチンも豊富に含まれているので、関節ケアをしたい愛犬におすすめ
  • 穀物不使用のグレインフリードッグフード
  • 添加物を含まない人も食べられるヒューマングレー
ORIJEN(オリジン)公式サイトを見る

アランズナチュラルドッグフード・ラム

多くの原材料を使用しているドッグフードでは、何が食物アレルギーの原因になっているか分かりにくくなってしまうからです。

「アランズナチュラルドッグフード・ラム」は、主原料にアレルゲンとなりにくいラム肉をふんだんに使用しています。ラム肉は低脂肪高タンパクの良質な肉類。オメガ3脂肪酸である不飽和脂肪酸やビタミンも含んでいるので、皮膚や被毛のケアにとても適した食材です。

さらにオメガ3脂肪酸を含む亜麻仁やビタミンを含む野菜、豆類も配合されていますし、腸内環境を整える食物繊維も豊富に含んでいます。腸内環境を整えると免疫力が向上するので、皮膚ケアにも効果が期待できます。添加物不使用、グレインフリーと、品質の良いプレミアムドッグフードです。

アランズナチュラルドッグフード
  • 着色料・香料不使用
  • アレルギーを配慮し、主原料にはグラスフェッド・ラム肉を使用
  • 厳選された8種類だけの原材料
  • 自然の中で食べていた食事を出来る限り再現
アランズ ナチュラルドッグフード公式を見る

アカナ・パシフィカドッグ

アカナドッグフードは、世界的に評価の高いオリジンと同じメーカーが作っているドッグフードです。そのため品質の高さには定評があります。穀物、添加物不使用、ヒューマングレードのドッグフードで、犬にとって最適なバランスで、良質な肉類を使用しています。

牛や豚、鶏などの肉類でアレルギーを起こす愛犬には、魚を主原料にしているものもおすすめです。「アカナ・パシフィカドッグ」は、主原料に、太平洋でとれた新鮮なニシン、カレイを丸ごと使用。

魚をたっぷり使っているので、タンパク質がしっかり摂取できます。また、海産物にはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。さらに豆類や、野菜、フルーツなども原材料に使用されているので、皮膚や被毛のケアに役立つビタミン類も摂取できます。

アカナドッグフードはラインナップが豊富であることも魅力の一つ。魚の他にラム肉や、鴨肉を使用したものも作っているので、愛犬に合ったものを見つけてあげることができます。

アカナドッグフード
  • 肉とたんぱく質が豊富な食事
  • 炭水化物の代わりにGI値の低いフルーツと野菜を使用
  • ダイエット向きで脂肪やカロリーを抑えられている
  • 原材料中65%に肉を使用しているので、非常に高タンパク
アカナ公式を見る

まとめ

皮膚トラブルは再発したり完治しにくかったりと、長期的に付き合っていかなければならないケースが多いものです。また、痒みは愛犬にとってもストレスでかわいそうですよね。

食事が合えば、アレルギーや炎症を抑えることも可能です。また、しっかりと必要な栄養素を摂取すれば、毛並みが良くなり見た目も若々しくなります。ぜひ、質の良い、愛犬に合ったドッグフードを見つけてあげて、健康な皮膚・被毛を維持してくださいね。