小型犬はお留守番がどのくらい得意?飼い主は待てる時間を知っておこう

犬のお世話

・愛犬を留守番させておかないといけないけど、どのくらい待てるのかな?
・お留守番が得意な子もいるのかな?

このような疑問に答える内容となっています。

この記事を読むと、愛犬の留守番中の不安を解消できたり、事前に問題行動の対策ができるようになります。

  1. 愛犬を留守番させるのが心配な方
  2. 愛犬が留守番中にいたずらをして困っている方

上の方が対象になります。最後まで読んで愛犬のお留守番に役立ててください。

目次

  1. 小型犬は何時間まで留守番できる?
    • 犬が待てる時間は犬の性格や育て方で変わる
    • 子犬の場合は長時間留守番させない
  2. 小型犬が留守番中に起こしそうな問題行動の対策をする
    • 留守番中に誤飲の可能性がある
    • 留守番させると分離不安を起こす犬がいる
    • 留守番することでストレスを溜める
  3. 小型犬の留守番にサークル・ケージは必要?他にも必要な環境とは
    • 安全のためケージ(サークル)の中で留守番させる
    • 留守中でも愛犬がトイレに行ける状況にしておく
    • 留守中は快適な室温に気をつける
    • 留守中は飲み水を忘れないようにする
    • 留守中に飽きないように安全なおもちゃを準備する
  4. 留守番が得意になるような練習をする
    • 小型犬が留守番に慣れるために短時間から練習する
    • 普段から愛犬が落ち着けるような訓練をする
  5. まとめ

小型犬は何時間まで留守番できる?

小型犬の留守番は何時まで

小型犬を家族として迎え入れてから、ふと犬を家において出掛けても大丈夫かな?と疑問を持ったことはないでしょうか。犬は何時間くらい留守番できるんだろうと気になる方もいるでしょう。家に犬がいるからといって、四六時中出掛けないという方はいないでしょう。人にも予定がありますし、連れて行けない場所の方が多いものです。

犬が待てる時間は犬の性格や育て方で変わる

愛犬は何時間くらいの留守番ができるのでしょうか。これは、その犬の性格、育て方などにもよって変わってくるので、一概に何時間までとは言い切れません。ですが、飼い主が仕事に出ているような場合は8~10時間の留守番をしている犬が多いかもしれません。

子犬の場合は長時間留守番させない

また、一般的に12時間を超える留守番は犬にとって辛いのではないかと思われます。1日のうち半分以上の時間を留守番させているのは少しかわいそうですよね。食事や排泄などの問題も出てきます。子犬の場合は、それらのお世話も多いので長時間の留守番は避けましょう。生後半年くらいまでは3~5時間程度に収め、なるべく一人にしないのが望ましいです。

小型犬が留守番中に起こしそうな問題行動の対策をする

問題行動

一人で留守番をさせると、初めて犬を飼う人にとっては思いもよらない問題行動を起こしてしまうケースがあります。どのような問題が起こるか考えてみましょう。

留守番中に誤飲の可能性がある

まず一番怖いのが誤飲の可能性です。目が届かないうちに、人の食べ物を盗み食いしてしまうかもしれません。しかし人が食べてもなんともないものでも犬にとっては危険なものもあります。最悪死に至ることもありますので、盗み食いには注意が必要です。

まだ犬にとって毒物でない食べ物ならならいいでしょう。もっと困るものがおもちゃやプラスチック、金属などの食べ物でないもの。これらを飲み込んでしまうと、吐かせるか便から出るのを待つしかありません。吐かせるにも留守にしていて時間が経過していると難しいでしょう。

最悪、手術で異物を取り除くことになります。もちろん麻酔をかけますし、愛犬にも痛い思いをさせてしまいます。ですから、留守番中の誤飲は最も気を付けたいポイントです。

留守番させると分離不安を起こす犬がいる

ダックスフンドの餌の量

犬は飼い主と離れると分離不安を起こすことがあります。これは普段から特に飼い主への依存が高い犬ほど起こりやすいもの。出掛けるときや留守中に異常に吠える、家に帰ってきたら家具がボロボロ、おしっこやうんちをそこら中でしている、そんな様子が見られたら犬が分離不安を起こしていると言えるでしょう。

留守番することでストレスを溜める

問題行動を起こしていなくても、犬が長時間の留守番にストレスを受けている可能性は非常に高いものです。犬はストレスを感じると同じ行動を繰り返す習性があります。中でもよくする行動が手足を執拗に舐めるという行為。

同じ場所を舐め続けることで毛が抜け落ちて傷になったり、炎症が起きたり、いっけん皮膚病かと思うような症状を起こすケースもあります。

小型犬の留守番にサークル・ケージは必要?他にも必要な環境とは

小型犬の人気の理由

安心して留守番させておくために必要な環境は一体どのようなものでしょうか。

安全のためケージ(サークル)の中で留守番させる

誤飲を防ぐためにも、家の中でフリーにしておくより留守番のときはサークルに入れて出掛けることが安心です。普段はいたずらしない犬でも、目を離すときには万が一をいつも想定しましょう。また、犬には広すぎる場所は落ち着かないという習性もあります。

「狭い所に閉じ込めておくなんてかわいそう…」と思ってしまいがちですがそれは人間の心理。犬にとってはケージやサークルはいつもの安心できる場所のはずです。もし家の中でフリーで留守番をさせる場合は、少しでも噛みそうなもの、食べそうなものは必ず愛犬の届かない場所に置いて出掛けるようにしてくださいね。

留守中でも愛犬がトイレに行ける状況にしておく

トイレは自由にできるようにしておいてあげましょう。犬の中にはきちんといつもの場所でしかしない犬もいます。サークルやハウスで留守番をさせるのであれば、その中にいつものペットシーツを準備し、トイレをそこでできるよう練習させておくことも大切です。

留守中は快適な室温に気をつける

犬は人のように暑い寒いとエアコンをつけることはできません。必ず室温は快適な温度にして出掛けましょう。特に全身を被毛で覆われている犬は暑さに弱いもの。人よりも3度程暑く感じると言われています。夏場は冷房をつけて出掛けるのを忘れずに。冷房のついていない室内では熱中症になる危険があります。

また、人感センサーでエアコンを使う場合は犬に反応しない機種もあるため注意が必要です。

留守中は飲み水を忘れないようにする

飲み水は必ずたっぷりと用意してから出掛けることも大切。長時間の留守番のときには、いつも使っている器より大きいものを用意する、2つの器を用意するなどの工夫も大切です。

留守中に飽きないように安全なおもちゃを準備する

一人で長時間の留守番は犬にとって退屈なもの。家具やクッションを噛んでボロボロにしてしまうことを防ぐためには、普段使っているおもちゃなどを入れておいてあげると良いですね。ですが噛みちぎってボロボロにして飲み込むような危険があるのであれば、やはり届かない場所に置いて出掛けましょう。

留守番が得意になるような練習をする

ミニチュアダックスフンドお手入れ

必要な環境の準備ができたら、あとは愛犬が留守番に慣れてくれることが一番です。上手に留守番ができるようになるために次のような練習をしてみましょう。

小型犬が留守番に慣れるために短時間から練習する

いきなり長時間の留守番をさせるのは心配ですよね。犬も驚いてしまうことでしょう。まずは短時間の留守番から慣れさせていくようにしましょう。最初は犬をサークルに入れて別の部屋に行くなど、視界から消えるだけでも練習になります。

普段から愛犬が落ち着けるような訓練をする

留守番が中々上手にできないのは先程もご紹介したように分離不安によるところが大きいものです。普段から愛犬の心を落ち着ける訓練をしておきましょう。過保護にしすぎることも飼い主に対する依存が強くなり、分離不安を起こしやすくなります。

出掛ける前や帰ってきたときに、過度なスキンシップをすることも控えると良いですね。留守番の前後に異常に構うと、犬にとって留守番が特別なことになってしまいます。お利巧さんに留守番をしていた愛犬を褒めてあげたい気持ちは分かりますが、そこはグッとこらえて平常心を装いましょう。

まとめ

愛犬にとって留守番は寂しいものに変わりありません。ですが、飼い主にとっても日常の外出は避けられないものですし、それがストレスになってしまっては辛いですよね。

上手に留守番をしてもらうには普段からの信頼関係が大切。快適な環境を準備し少しずつ練習することで、人にとっても愛犬にも幸せな時間を過ごしていけるといいですね。