犬を車で連れて歩く時の注意点やグッズ紹介

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車で移動する時に愛犬も一緒だと心配。危ないなって感じる。

このような不安を解決し、以下の2つの点を理解できるようになっています。

  1. 愛犬を車に乗せるときの注意点
  2. 車に乗せるときにあると便利なグッズを紹介

犬を飼っていると、遊びや旅行に一緒に出掛けたり、または動物病院やトリミングに連れて行ったりなど、車に乗せる必要な場面に遭遇することは多いでしょう。

ですが、愛犬を車に乗せる時にはどのようなことに注意すれば良いのか気が付かない点も多いものです。この後、車を犬で連れて歩く時の注意点と便利なグッズについてご紹介したいと思います。

目次

  1. 犬を車に乗せるときの注意点
    • 犬も車酔いをする
    • 車の中の温度に注意
    • 窓を開けないように注意する
    • 乗り降りの注意
    • 怖い思いをさせないように注意する
    • わき見運転に注意する
    • 犬が運転の邪魔をするに注意する
  2. 犬を車乗せる時の事故防止の対策
    • フリーにしない、助手席に座らせない
    • 安定した場所に安全に乗せる
    • 窓やドアにロックを掛ける
    • リードでくくりつけるときには注意が必要
  3. 犬が快適に車に乗るために大切なこと
    • 食事は2~3時間前に済ませる
    • 予定より以前から車に慣れさせておく
    • 休憩を多めにとる
  4. 犬を車に乗せるときにあると便利なグッズ
    • リードは車内で使わなくても所持しておく
    • 首輪は必ずつけていく
    • 持ち運べるサイズのケージ
    • ケージを嫌がる犬にはドライブボックス
    • セーフティハーネス
    • ドライブシート
    • ペットシーツ、携帯用トイレトレー
    • ペット用ウェットティッシュ
    • ウォーターボトル
  5. まとめ

犬を車に乗せるときの注意点

犬を車に乗せるときの注意点

まず、犬を車に乗せる際にはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか。愛犬が体調を崩さないためにも、ストレスを受けないためにも、気を付けてあげなければいけない点がいくつかあります。

犬も車酔いをする

犬も人と同じように車酔いをします。車に酔ってしまうと、吐いたり元気がなくなったりするでしょう。人と違い、犬は言葉を発することができません。飼い主さんがしっかり気に掛けてあげる必要があります。

車酔いの原因は、揺れや視覚からの情報などが乱れ、自律神経に影響を与えることで起こります。シートベルトを活用する、キャリーを固定するなど、なるべく揺れない場所に乗せてあげる工夫が必要です。

運転が荒い場合にも車酔いを起こしやすいので、犬を乗せている時はいつも以上に運転に注意しましょう。また、空腹時や満腹時にも車酔いを起こしやすいので気を付けてあげてくださいね。

車の中の温度に注意

車の中は温度が上がりやすいものです。よく子供を夏の日に車内においてきてしまったがために熱中症になってしまったというニュースを耳にしますが、犬にも同じことが起こります。

特に犬は人よりも暑さに弱い生き物です。少しの時間だからといって、サービスエリアなどで犬を車内に置いて出掛けるのは絶対にやめましょう。また、一緒に乗っている場合でも、車内の気温や、直射日光が当たってないかなどには注意してあげることが重要です。

窓を開けないように注意する

それほど暑くないときには、車の窓を開けてエアコンをつけないということも多いでしょう。ですが、愛犬を乗せている時には、絶対に窓は開けないようにしましょう。万が一、犬が窓から首を出して対向車にぶつかったり、突然飛び出したりしてしまうという、事故に繋がりかねません。

乗り降りの注意

無事に目的地に着いた時にも気を付けたいことがあります。テンションの上がった犬がシートから自分で飛び降りないよう注意が必要です。車のシートから地面までは結構な高さがある場合もあり、小型犬が飛び降りるのはかなり危険です。

着地した拍子にケガをしてしまわないよう、飼い主さんが降ろしてあげてくださいね。逆に体重が重く、女性一人では抱えることが難しいような大型犬では、合図を決め、自分で乗り降りしてくれるようしつけておくと飼い主さんの負担も軽減されます。

怖い思いをさせないように注意する

車に乗っている時に犬に怖い思いをさせないことも大切です。犬は一度怖い体験をすると、次から車に乗るのを嫌がってしまいます。車酔いをして吐いたり、粗相をしてしまったりしても決して叱ってはいけません。

また、大きな音や、座席から転落するなどの事故もその後のトラウマになるので気を付けてあげましょう。

わき見運転に注意する

車の事故を防ぐためにも、愛犬に気を取られ、ドライバーがわき見運転をしないよう注意が必要です。犬が心配なのは分かりますが、事故を起こしてしまっては本末転倒。犬を車に乗せる時にはできれば同乗者を付け、様子を見てもらうようにするのがベストです。

犬が運転の邪魔をするに注意する

犬が運転の邪魔をしてくることもあります。その場合も事故や、愛犬のケガに繋がるので注意が必要です。

犬を車乗せる時の事故防止の対策

事故防止の対策

では、犬を車に乗せる時に事故を起こさないためには、どのようなことに注意するべきでしょうか。

フリーにしない、助手席に座らせない

時々、犬を車内でフリーにして乗せている飼い主さんがいます。可愛い愛犬を目の届く場所に置いておきたい気持ちや、ケージに入れるのがかわいそうという気持ちもわかりますが、事故防止のためにはおすすめしません。

先程もお伝えしたように、犬に注意が向き、運転がおろそかになると事故に繋がってしまいます。犬が飼い主さんにちょっかいを掛けてしまい、運転の邪魔をしてしまうこともあるでしょう。

また、助手席に座らせておくのも危険です。犬に気が散ってしまうことの他に、万が一事故を起こしてしまった場合に、愛犬にさらに危険が及んでしまうからです。衝突の衝撃でフロントガラスを突き破って車外に放り出されてしまうことや、エアーバックの衝撃をまともに受けてしまうことも考えられます。

安定した場所に安全に乗せる

運転の妨害や思わぬ事故を避けるためには、犬を車に乗せる時には必ずケージに入れる、ドライブ用のグッズを活用するなどして、安全に乗せましょう。

また、犬を車に乗せる時には、後部座席か後部座席の足元、荷台など、平らで安定した場所に乗せると良いですね。車酔いや、万が一の事故でのケガのリスクも軽減できます。

窓やドアにロックを掛ける

犬が窓から外を覗いている様子は可愛らしものですが、事故防止のためには止めておくのが良いでしょう。対向車に頭をぶつけてしまう危険性もありますし、身を乗り出しすぎて落下したり、外に見えたものに反応して飛び出そうとしたりしてしまうことがあります。

大型犬などで、キャリーに入らずそのまま愛犬を乗せる時には、窓は全て閉め、ドアにも必ずロックを掛けましょう。

リードでくくりつけるときには注意が必要

フリーにしていると危ないからとリードで犬をくくりつけている方もいます。ですがこれも、リードの長さに気を付けなければ事故に繋がる可能性があるのです。

長すぎるリードは体に絡まってしまいますし、それにドライバーが気を取られてしまうこともあるでしょう。また、リードが短い場合には、急ブレーキを掛けた時に、座席から転落し宙づりになってしまう危険性もあります。

犬が快適に車に乗るために大切なこと

快適に車に乗るため

犬が車に乗ることにストレスを感じてしまってはかわいそうですよね。そこで、なるべく愛犬が快適に車に乗るためにできることをご紹介します。

食事は2~3時間前に済ませる

空腹時や満腹時には、車酔いをしやすくなるとお伝えしました。そのため、犬を車に乗せる時には、食事を2~3時間前に済ませておくことがベストです。

予定より以前から車に慣れさせておく

予定の当日に突然車に乗せようとしても犬は嫌がってしまうこともあるでしょう。そのため、普段から車に乗ることに慣れさせておくのも大切です。普段、病院やトリミングなど犬にとって嫌な場所に行く時にばかり車に乗せてはいないでしょうか。

そうすると、犬は車に乗ると嫌な事が起こると覚えてしまっています。普段の練習では車に乗ったり降りたりすることに慣れさせ、上手にできたらおやつをあげたり褒めるなど、車に乗ると良いことがあると覚えさせてあげると良いですね。

休憩を多めにとる

犬はじっとしているのがとても苦手な生き物です。そのため、長時間のドライブでは疲れてストレスを溜めてしまいます。

愛犬と車で長時間移動する時には、普段より多めに休憩をとるように心掛けてあげましょう。できれば2時間程度で車から降ろしてあげると犬もリフレッシュでき、落ち着いてドライブすることができます。

犬を車に乗せるときにあると便利なグッズ

便利なグッズ

犬を車に乗せて出掛けるには様々な方法がありますし、必要な物もあります。愛犬とドライブする際にあると便利なグッズをご紹介しましょう。

リードは車内で使わなくても所持しておく

リードで車内に繋ぐことはあまりおすすめしませんが、大型犬の場合ケージに入れるのが難しくリードが必要になることもあるでしょう。また、車に乗せることとは関係なく、現地や休憩の時には歩かせる必要もあるので、リードは必須アイテムです。

首輪は必ずつけていく

外出中はどのようなトラブルに合うかわかりません。万が一、愛犬が迷子になってしまった時のことを考え首輪と迷子札は着けておきましょう。

持ち運べるサイズのケージ

愛犬を安全に車に乗せるために一番おすすめなのはケージです。ケージにも様々な種類の物がありますが、できればプラスチック製の頑丈なものを選んであげるといいですね。底も布製の物より安定しますし、車酔いもしにくくなります。

ケージを嫌がる犬にはドライブボックス

後部座席にセットし、中に犬を入れておけるものです。しっかりと座席と固定でき犬が自由に動き回ることもないので安心感もあります。後ろに付き添いの人が乗ってくれるのであれば、様子を見てもらえるので安心ですね。

できれば車内ではケージがおすすめですが、嫌がる犬にはドライブボックスも候補にしておきましょう。

セーフティハーネス

犬に着けるハーネス型のシートベルトです。どうしてもケージを嫌がる愛犬の場合、シートベルトを着用することをおすすめします。ハーネス型なので体がしっかり固定され少し不自由ですが、リードのように急ブレーキによって宙づりになる心配や、窓ガラスに衝突する心配もありません。

ドライブシート

大型犬や、ケージに入れるとパニックを起こしてしまうような犬の場合、座席に乗せなければならないケースも出てきます。愛犬の安全も大切ですが、車が汚れ、傷だらけになってしまっては困りますよね。そんな時にはドライブシートがおすすめです。

車酔いをして吐いてしまったり、粗相をしてしまったりしても安心ですし、爪や抜け毛からも車のシートを守ってくれます。

ペットシーツ、携帯用トイレトレー

長い時間車に乗っていると、いつトイレをしたくなってもおかしくありません。突然愛犬がおしっこをしてしまっても、ペットシーツがあれば安心です。さらにお出掛け用トイレがあるととても便利。折り畳んだり、丸めたりして持ち運ぶことができるのでかさ張りません。

犬にとっても外での排泄は落ち着かないものです。なるべく自宅に近い環境にしてあげられるとストレスの軽減になりますね。

ペット用ウェットティッシュ

持ち歩くととても便利なのがペット用ウェットティッシュです。外出先での食事、トイレ、遊びなど、どんなことで体を汚してしまうかわかりません。これがあればある程度の拭き取りができ、愛犬を清潔に保つことができます。

ウォーターボトル

犬も水分補給が大切です。休憩時にこまめに飲ませてあげることが理想ですが、状況によっては少し長い間休憩をとることができない場合もあります。そんな時のために、愛犬用のウォーターボトルを準備しておき万が一に備えましょう。

犬を車に乗せるときの注意点まとめ

まとめ

大切な家族でもある愛犬とは、どこにでも一緒に出掛けたいという飼い主さんも多いことでしょう。愛犬との外出は楽しみの一つでもありますよね。

そんな楽しみが思わぬ事故や愛犬のストレスになってしまわないよう、事前にしっかりと準備をし、細心の注意を払って一緒に出掛けてくださいね。