小型犬の遊び方

遊ぶのは得意だわ。
わしも得意じゃが何か?


博士の遊びは絶対に女遊びだわ
室内で飼育するケースがほとんどの小型犬。
お散歩に行くのはもちろん、室内で飼い主と遊ぶことだってできます。そこで今回は小型犬の遊び方についてご説明したいと思います。
小型犬が遊ぶことのメリット
犬は遊ぶことが大好き。犬は元々、駆け回る生き物なので「遊ぶ」ということは非常に重要なことなのです。では犬は遊ぶことでどのようなメリットを得ているのでしょうか。
運動不足の解消
まずは運動不足の解消が挙げられます。家の中でじっとしているだけでは運動不足。食べて寝ているだけでは太ります。
肥満になるとさらに動かなくなるという悪循環。肥満は様々な病気のきっかけにもなってしまいます。
そのためお散歩でも室内でも、遊ぶことは運動量を確保するためには重要なことです。
コミュニケーション
愛犬にとって飼い主とのコミュニケーションの一つが遊ぶことです。
犬は群れの中で暮らし集団行動をしていた動物なので、身近な人との絆を大切にしています。そのため飼い主と遊ぶ時間は犬にとってとても楽しいもの。
遊ぶこと以外にもコミュニケーションはとれますが、一緒に遊ぶことは社会性を育てることにも繋がるので、しっかりと愛犬と遊ぶ時間を作ってあげましょう。
ストレス発散
室内で飼われている小型犬は、飼い主が留守の間一人で留守番をしていることも多いでしょう。
その時間が長ければ長いほどストレスを受けているかもしれません。外に遊びに行くことは、気分転換にもなります。
また室内でも飼い主と遊ぶといろいろな刺激を受けられるでしょう。愛犬のストレス発散のためにも遊ぶ時間は必要です。
小型犬の遊び方
では小型犬が遊ぶにはどのような遊び方があるのでしょうか。
散歩に行く
まず一番手軽で、毎日でも行ってもらいたいのが散歩です。愛犬にとって散歩は楽しい時間。できれば1日2回朝晩の散歩に出かけ、外の空気を嗅いだり日光を浴びたりさせてあげましょう。
ドッグランに行く
犬は人より走るのがすごく速い動物です。リードを付けている散歩では思いっきり走ることができません。運動量の多い犬はドッグランで自由に思いっきり走らせてあげることも、楽しい遊びとなります。
ボールを使う
投げたボールを犬が追いかけるというシンプルな遊びです。投げたボールを追いかけるかどうかは犬の性格にもよりますが、興味を持ってくれれば追いかけて行くでしょう。
上手に持ってくることができたらたくさん褒めてあげるのも大切。褒められると犬は喜んでボールを持ってくるようになります。
ロープなどを使う
犬用のおもちゃとして売っているロープを使用して遊びます。飼い主と犬で引っ張りっこをして遊んでも良いですし、単純に犬がロープを噛んで一人で遊ぶこともできます。
ムズムズするので特に何かを噛みたがります。大切な家具などを噛まないようにするためにも、ロープで遊ぶことを覚えさせましょう。
脳を刺激する
おもちゃやおやつなど、愛犬の好きなものを隠して犬に探させる遊びです。これは犬が嗅覚を利用し頭を使って探すので、脳を刺激できます。犬の得意な能力を引き出し、賢くできる遊び方です。
小型犬が遊ぶときの注意点
いろいろな遊び方があることがわかったところで、小型犬と遊ぶときの注意点についてご説明します。
手や足を咬ませない
特に子犬の頃に注意したいのが人の手や足を噛ませないということです。子犬は甘噛みをしてくることがありますが、そのまま遊んでいるとテンションが上がり力が入ってくることがあります。
それを悪気がないからと放置していると、人の手を噛んでも良いと思ったまま育ってしまいます。
犬が手や足を噛んできたら大きい声を出したりせず、すっと遊ぶのを止めましょう。そうすることで犬は手足を噛むと遊んでもらえなくなると理解するようになるでしょう。
興奮させすぎない
遊んでいるのだから犬も多少は興奮してしまいますよね。
ですが、あまり長い時間興奮させ続けていると行動のコントロールができなくなってしまい、先程お伝えしたように人を噛んでしまうなどのケガに繋がるケースもあります。
ある程度遊んだら一度休憩を入れて、過度に興奮させすぎないようにしましょう。
おもちゃの選び方
おもちゃで遊ぶのは犬にとって楽しいことですが、おもちゃの選び方には注意が必要です。
小さすぎるものや、噛みちぎってしまうものは誤食してしまう可能性があります。かといって硬すぎても歯を折ってしまうこともありますので、おもちゃ選びは意外と慎重に行わなければいけません。
特に子犬のうちや初めて与えるおもちゃのときは、出しっぱなしにせず、目が届かないときには片づけて誤食させないようにしましょう。
犬に主導権を握らせない
ボール遊びやおもちゃ遊びで気を付けたいのが、犬が主導権を握ることです。引っ張りっこをしていると意地でも離さないと興奮してくることもあるでしょう。
そのまま人が根負けすると犬は飼い主に勝ったと思うようになります。そうなると普段の生活の中でも言うことを聞かない犬になりかねません。
必ず、「離して」、「ちょうだい」などと言った合図に愛犬が従うようにしつけも兼ねて遊びましょう。できたらしっかりと褒めてあげてくださいね。
足を痛めないように
小型犬は体が小さいですよね。犬種によっては運動量の多い犬種もいますが、関節を痛めやすい犬種も多いものです。
遊びに夢中になっているうちに外で思いっきり走らせ過ぎたり、室内のフローリングで滑ったりして足を痛めないようにしましょう。
また、ジャンプのさせすぎにも注意が必要です。
小型犬の遊び道具おすすめ
愛犬と遊ぶおもちゃにはどのような物があるでしょうか。安全で耐久性のあるものがおすすめです。
飼い主と一緒に遊ぶ場合は、ロープなどで引っ張り合いも良いですが、犬にロープを渡して遊ばせた場合、ロープを噛みちぎるのでロープなどの布系のおもちゃで遊ぶときは飼い主と一緒の時にしましょう。
ヒマラヤチーズ
とても固いチーズで防腐剤などが入っていないため、多くの飼い主さんに人気のおやつとなっています。ロープで遊ぶ犬も多いのですが、ロープは一人遊びさせるとすぐにボロボロになってしまいます。
一人で噛み噛みさせるのでしたら、ヒマラヤチーズがおすすめです。
ホーリーローラーボール & ボーロ
こちらのボールはかなり丈夫で噛んでもなかなか壊れません。ボールの使い方はボールの中にボーロというおやつを入れておいて愛犬に渡すとボーロを食べたいので一生懸命取ろうとして頑張ります。
たまごちゃん
こちらのたまごちゃんも丈夫で人気のおもちゃです。噛むと音がなるため、愛犬もしばらくかみかみして遊んでいます。
パピーコング
こちらも丈夫で耐久性があるおもちゃです。ボールと同様に中におやつなどをつめておけば、愛犬は夢中です。
小型犬の遊び方まとめ
遊ぶ時間は犬にとって体と心の健康のために必要不可欠なものです。飼い主と遊ぶ時間はさらに愛犬にとって幸せな時間となるでしょう。
ですが、遊び方を間違えるとケガをしたり、しつけのできない犬になったりしてしまいます。コミュニケーションをとりながら正しい遊び方を教えて、愛犬と楽しい時間を過ごしてくださいね。
愛犬との遊び方もいろいろじゃな。


注意する点もたくさんあったわ。基本は丈夫なおもちゃで遊ぶのがいいのね。
そうじゃな。飼い主と一緒の場合は、いろんなおもちゃがありそうじゃぞ。


そうね。引っ張り合いなんかは、ロープではなくてもタオルとか古いTシャツでもできるわ。