ミニチュアシュナウザーの飼い方や生活
シュナウザーはダンディなイメージが強い。
小型犬唯一といっていい男らしい犬じゃ。ヒゲがかっこいいポイントじゃ。
きれいなヒゲと汚いヒゲがあるわ。
誰と誰を比べておるんじゃ?わしのヒゲはきれいじゃ。
非常に利口で飼いやすく、「最良の家庭犬」と呼ばれるミニチュアシュナウザー。おじいさんのような眉毛や口髭が独特なチャームポイントになっていて人気の犬種です。
そんなミニチュアシュナウザーを上手に飼うにはどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。今回はミニチュアシュナウザーの飼い方や生活についてご紹介していきます。
ミニチュアシュナウザーの飼い方
ミニチュアシュナウザーは、とても頭の良い犬ということはご存知でしょうか。頭の良さはなんと、「小学校低学年並みの知能がある」とも言われているほどです。
元々は、番犬や害虫駆除の役割をしていましたが、現在では愛玩犬として大切に飼育されています。番犬や猟犬をしていた犬種は、比較的よく吠えたり攻撃的だったりする一面がありますが、ミニチュアシュナウザーは非常に穏やかな性格をしています。
そのうえ、人が大好き。遊ぶことも得意なので、一緒に暮らす家族として非常に良いパートナーになってくれます。また、他の犬にも友好的なので、多頭飼いにも向いている犬種です。
一方で、頭が良いがゆえに頑固な性質も持ち合わせています。さらに番犬や害虫駆除の役割を果たしていた頃の本質も無くなったわけではないため、しっかりとしつけを行わなければ無駄吠えの多い犬になってしまうので注意が必要です。
従順で非常に頭が良いので上手にしつけることができれば、すぐに覚えてくれるでしょう。
また、人が大好きな性格上、どこへ行くのも何をするにも飼い主さんと一緒がいいと、べったり甘えん坊なところもあります。それがまた可愛いのですが、あまり構ってあげられないとストレスを受けやすいとも言えますね。
しっかりと愛情深く育ててあげられる方におすすめの犬種です。
ミニチュアシュナウザーの生活
では次に、散歩やお手入れなど、ミニチュアシュナウザーとの生活スタイルをご紹介しましょう。
ミニチュアシュナウザーに必要な運動量
ミニチュアシュナウザーは活発で好奇心旺盛な性格でもあります。また、筋肉質な体格をしているので、小型犬にしては必要な運動量の多い犬種です。
スタミナがあるので、1日2回、30分以上は散歩に連れて行ってあげましょう。また、ドッグランなどで思い切り走らせてあげるのもストレス解消に良いですね。
運動不足になるとストレスを溜めやすく、問題行動の原因にもなりますので、愛犬が運動不足にならないよう気を付けてあげましょう。
ミニチュアシュナウザーのお手入れ
ミニチュアシュナウザーは、ダブルコートといって上毛の下に下毛が密集して生えているタイプの被毛を持っています。一般的にダブルコートの犬種は、下毛が季節の変わり目である換毛期に大量に抜け落ちます。
ですが、ミニチュアシュナウザーは、ダブルコートなのに抜け毛の少ない犬種。お掃除が楽で、アレルギーが気になる方でも飼いやすいでしょう。
とはいえ、ミニチュアシュナウザーのチャームポイントとも言える長い眉毛や口周りの髭は、伸びてきたり、汚れたりしやすいのでこまめなお手入れが必要です。
特に口周りは水を飲む機会や食事をする度に汚れて不衛生にもなりがち。頻繁に洗ったり拭いたりしてあげてくださいね。
また、活発に動き回るので毛玉やもつれができやすいものです。ブラッシングは毎日行ってあげましょう。
ミニチュアシュナウザーはカット犬種ですので、定期的なトリミングも必要です。スタンダードなシュナウザーカットや、顔周りを丸くカットした子犬のようなスタイル、モヒカンスタイルなど、様々なカットが楽しめるのもミニチュアシュナウザーの魅力です。
ミニチュアシュナウザーに適した環境
では次に、ミニチュアシュナウザーに適した生活環境についてご紹介していきます。生活環境にも気を配ってあげて愛犬が過ごしやすいようにしてあげてくださいね。
室温
ミニチュアシュナウザーは抜け毛が少ないとは言え、ダブルコートの犬種です。ダブルコートの犬種は、上毛の下に豊富な下毛を持っているので比較的寒さには強いものですが、夏場の暑さは非常に苦手です。
シュナウザーに限らず犬は暑さには弱いので、夏が近づいたら早めにエアコンをつけて室内を快適な温度に保ってあげましょう。
犬は全身を被毛で覆われているので、人よりも暑さを感じやすいということを忘れないでくださいね。人と同じように熱中症になってしまいますし、熱中症になると命に関わってしまうこともあるので注意が必要です。
人と一緒にいることを好む
ミニチュアシュナウザーは人が大好きです。そのため、いつでも人と一緒にいることを好みます。長時間の留守番は少し苦手ですし、コミュニケーション不足にはストレスを感じてしまいます。
なるべく愛犬に構ってあげたり、気にかけてあげたりしましょう。
室内でも遊んであげる
ミニチュアシュナウザーは運動量の多い犬種だとお伝えしました。その快活な性質は、散歩だけでは物足りないことすらあります。雨で散歩に行けないときはもちろん、時間があるときは室内でも遊んであげ、運動不足を回避してあげてください。
ミニチュアシュナウザーの食事で気を付けたいこと
愛犬が食べる毎日の食事。食事と健康は密接な関係にあると言えるでしょう。そこでミニチュアシュナウザーが食事を摂るうえで気を付けたい点をご紹介します。
低脂肪なドッグフードを選ぶ
ミニチュアシュナウザーは、血中コレステロール値や中性脂肪が高い傾向にある犬種です。通常の健康な状態でも、基準値を上回っていることもあります。
そのため、高脂血症や胆嚢粘液嚢腫、胆石症などの病気になりやすいものです。もちろん個体差がありますし、血中コレステロール値や中性脂肪が高くない場合は無理に低脂肪のドッグフードを選ぶ必要はありません。
ですが、そういった傾向が強いということを念頭におき、健康診断などでこれらの数値が高ければ低脂肪のドッグフードに切り替えてあげる必要があるでしょう。
おやつの与えすぎに注意
また、ミニチュアシュナウザーは必要な運動量が多く、運動不足からくる肥満にもなりやすいものです。そのためおやつの与えすぎにも注意しましょう。
尿石症のケアができるドッグフードがおすすめ
ミニチュアシュナウザーは遺伝的に尿石症にもなりやすい犬種です。尿石症のほとんどがストルバイト、もしくはシュウ酸カルシウムという成分の石。
これらはドッグフードなどに大きく影響を受けるので、尿石ケアのできるドッグフードを選んであげると良いですね。また、葉物野菜はこれらの結石を作りやすくするので、あまり与えないほうが良いでしょう。
良質なタンパク質を豊富に含むドッグフードを選ぶ
犬種を問わず、犬にとってタンパク質は非常に重要な栄養素です。良質なタンパク質を豊富に含むドッグフードを選んであげましょう。
特にミニチュアシュナウザーは筋肉質な体格をしています。筋肉を作るためにはしっかりとタンパク質を摂取することが大切。
原材料を見て、植物性のタンパク質より、動物性のタンパク質を豊富に含むドッグフードを選んであげると良いですね。
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ミニチュアシュナウザーのまとめ
ミニチュアシュナウザーの飼い方や、生活についてご紹介しました。愛情深くとても良い家族になってくれるミニチュアシュナウザー。
飼い方や生活に注意して、愛犬がより健康で暮らしやすいように心掛けてあげましょう。
ドッグフードは注意が必要じゃ。一般的に良いとされているドッグフードでもシュナウザーには合わない場合もあるんじゃ。
そうね。中性脂肪が高い場合は低脂肪のドッグフードに変えるべきね。状況をしっかりと把握しておくのが飼い主の責任だわ。