トイプードルの飼い方や生活
やけに張り切るわね。気持ちはわかるけど落ち着いて。博士のマロンちゃんはかわいいのは認めるわ。
だろう?だろう?2回いっといたぞい。
毎回、トイプードルが登場すると博士がうっとしいわ笑
くるくるとした被毛を持ち、まるでぬいぐるみのように愛らしいトイプードル。近年では一番人気とも言える犬種で、飼っている方や飼いたいと考えている方も多いでしょう。
そこで今回はトイプードルの飼い方や生活についてご紹介していきます。
トイプードルの飼い方
トイプードルが人気犬種である理由は、見た目の可愛さだけではありません。トイプードルは「飼いやすい犬種」として選ばれることも多いものです。
- 抜け毛が少ない
- 臭いが少ない
- 頭が良い
- 小柄
トイプードルは小さく、愛玩犬のイメージが強いですが、元々は水辺で人の猟の手伝いをしていた水猟犬です。そのため頭が良く、自分で考えて行動することもできます。
トイプードルは、聡明・活発という言葉がぴったりな犬種です。ですが、現代ではやはり家庭で暮らす愛玩犬。甘やかされやすい小型犬によくみられますが、わがままな犬になってしまうこともあります。
トイプードルを飼うのであれば、しっかりと主従関係を覚えさせることが大切です。決定権は飼い主にあることを理解させ、しつけでは褒めて育てると良いですね。
また、活発なトイプードルは運動不足になるとストレスを溜めやすいものです。ストレスが溜まると、よく吠えたり家の中のものを噛んだりと、問題行動を起こすきっかけにもなるのでしっかりと運動させてあげましょう。
トイプードルが飼いやすい理由には、抜け毛が少ないことや、臭いが少ないことも挙げられます。トイプードルは、下毛を持たないシングルコートの犬種。そのため、抜け毛が少なく、換毛期に室内が毛だらけになるということはないでしょう。
また、臭いが少ないのもトイプードルの特徴です。犬の臭いはどうしても気になってしまいがち。そんな方でもトイプードルなら飼いやすいかもしれません。
ただし、被毛はくるくると巻いていてもつれやすいのでこまめなブラッシングは必要です。さらに伸びてきた毛のカットが必要な犬種ですので、月に1回程度トリミングサロンに連れて行ってあげる必要があります。
全ての犬種の中でも、トイプードルのカットスタイルは非常に豊富なので、様々なカットスタイルを楽しんでみてくださいね。
トイプードルの生活
では次に、散歩やお手入れなど、トイプードルとの生活スタイルをご紹介しましょう。
トイプードルに必要な運動量
トイプードルは小柄で華奢な体格をしています。そのため、あまり運動が必要ないと考える方もいることでしょう。
ですが、トイプードルのルーツを辿ると元は水猟犬という役割を果たしていた犬種。そのため、意外と運動量の必要な犬種なのです。
先程もお伝えしたように、運動不足は活発なトイプードルにとってはかなりのストレス。1日2回30分~1時間程度を目安に、愛犬の大きさや体調に合わせて散歩に連れて行ってあげましょう。
とはいえ、トイプードルは足が細く、筋肉質な体格をしているわけではありません。過度に運動しすぎると関節を痛めることにもなるので、遊びすぎにも注意が必要です。
トイプードルは、ボールを投げて取りに行くなどよく走る遊びが大好き。そして、本人は痛みに気づかず遊びに夢中になっていることがあります。
自宅に帰ってからびっこを引くなど、足を痛がることもありますので、遊ぶ量は飼い主さんがある程度コントロールしてあげてくださいね。
トイプードルのお手入れ
トイプードルはしっかりとしたお手入れが必要な犬種です。ふわふわした毛はもつれやすいので、当然毎日のブラッシングは欠かせません。
その他に、トイプードルで特に気になるのが涙ヤケではないでしょうか。毛が伸びて目に入っていないか、眼球に赤みがないかなど目のチェックもこまめにしてあげましょう。
また、垂れた耳を持つトイプードルは外耳炎を起こす確率の高い犬種です。耳のチェックも忘れずにしてあげてくださいね。汚れがひどいときや臭いがきついときには外耳炎を起こしている可能性があります。
一般の方が自宅で行う耳のケアには限界があります。綺麗にしてあげようと奥の方まで綿棒をつっこんだりすると逆に悪化させてしまうこともあるので、気になるときは早めにトリミングサロンや動物病院でお願いしましょう。
さらにふわふわしたトイプードルは、足裏の毛で肉球が隠れやすいものです。そうすると、フローリングなどでは滑りやすくなり、関節を痛めてしまいます。
足裏の肉球が被毛で覆われているときにはこまめにカットしたり、バリカンを当てたりしてあげましょう。
こちらも誤ってケガをさせてしまうケースがあるので、難しければプロにお願いすることをおすすめします。
自宅でシャンプーを行ってあげるときにはしっかり乾かしてあげることも重要なポイントです。トイプードルは、元々水猟犬であったことから、水をはじきやすいよう脂っぽい肌質をしています。
そのためマラセチア皮膚炎という皮膚炎になりやすい犬種。このマラセチアという菌は酵母菌で、いわゆるカビの一種です。そのため、生乾きの高温多湿な環境では繁殖しやすくなってしまいます。
体はしっかり乾かしても、足裏や耳の中などは見落としがち。しっかりと全身が乾ききっているか確認してあげてくださいね。
トイプードルに適した環境
次に、トイプードルに適した生活環境についてご紹介していきます。室内環境にも気を配ってあげて愛犬が過ごしやすいようにしてあげましょう。
トイプードルにとってちょうど良い室温
トイプードルは下毛を持たないシングルコートの犬種です。そのため、犬が苦手な暑さはもちろん寒さも苦手な犬種と言えます。
さらに体の小さいトイプードルは体高も低いものです。暖かい空気は上にあがり、冷たい空気は下に溜まりやすいので、低い場所にいるトイプードルは人より寒さを感じることでしょう。
トイプードルを飼育するなら、夏も冬も室温には気を配ってあげたいものです。
トイプードルが滑って転ばないように対策する
先程もお伝えしましたが、トイプードルは関節を痛めやすい傾向にあります。そのため、室内を滑りにくくしておく配慮も必要です。
室内がフローリングなどの滑りやすい床材の場合は、カーペットを敷くなどして対策してあげてくださいね。
トイプードルの食事で気を付けたいこと
愛犬が食べる毎日の食事。食事と健康には密接な関係にあると言えるでしょう。そこでトイプードルが食事を摂るうえで気を付けたい点をご紹介します。
アレルギーに配慮したもの
トイプードルは皮膚トラブルの多い犬種です。そのためアレルギーに配慮したドッグフードがおすすめ。
皮膚トラブルの種類にもよりますが、食物アレルギーが原因となっているときにはその食物を配慮したフードを選びます。
アトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルがある場合には、炎症を抑える効果のあるEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸を摂り入れると良いでしょう。
また、ビタミンビタミンB群に含まれる、パントテン酸やナイアシン、イノシトールなどには、皮膚のバリア機能を高める効果もあります。
これらの栄養素が入ったドッグフードを与えてあげると症状の緩和が期待できるのでおすすめです。
ドライフードを与える
トイプードルは、歯周病にもなりやすい犬種です。犬は通常でも成犬の8割が歯周病になっていると言われています。
その歯周病が悪化すると、歯茎が膿んだり、歯が抜けたりしてしまいます。そんな歯周病の悪化は、小型犬の中でもミニチュアダックスフンドやトイプードルによくみられる傾向があります。
ですからしっかりと予防を行ってあげることが大切。歯周病の予防には歯磨きをするのが良いですが、与える食べ物にも気を配ってあげるとなお良いですね。
特に、ウェットフードや手作り食などの柔らかいものは歯石がつきやすくなります。できれば普段からドライフードを食べさせる習慣をつけておきましょう。
タンパク質が豊富なものを選ぶ
関節痛や、膝蓋骨脱臼になりやすいのもトイプードルの特徴です。これらの症状を少しでも緩和させるためには、しっかりとした筋肉をつけることが大切。
筋肉を作るためにはタンパク質を摂取する必要があります。タンパク質には動物性と植物性のものがありますが、できれば動物性の良質なタンパク質を豊富に含んでいるドッグフードを与えてあげましょう。
トイプードルの飼い方まとめ
今回は人気犬種であるトイプードルの飼い方や、生活についてご紹介しました。愛らしい見た目は飼い主さんにたくさんの癒しをくれます。それに加え、しっかりとしつけをすればとても利口で飼いやすい犬種のトイプードル。
飼い方や生活に注意して、愛犬がより長く健康で暮らしやすいように心掛けてあげましょう。
愛犬のマロンも関節は2度ほどはずれて病院に駆け込んだことがあるぞ。
気をつけたいポイントね。興奮しやすい犬種だわ。飼い主がしっかりとコントロールすべきね。
その通りじゃ。遊んでいるとついわしも興奮してしまうんじゃ。
この人は犬を飼ったらダメな人では?