ポメラニアンのしつけや飼い方のポイント。
ポメラニアンのしつけはむずかしいと思う?
外見のイメージだと飼いやすそうじゃな。
授業内容
小型犬で飼いやすそうなイメージのあるポメラニアン。
その上、ぬいぐるみのような外見でとても可愛らしいので「飼いたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?
今回はポメラニアン飼育経験者がポメラニアンを飼う上で必要な性格や運動などについてご紹介します。
ポメラニアンの性格
まず、飼う上で最も重要なことはその犬の性格を理解しておくことです。
- 好奇心旺盛
- 勇敢(自分よりも体格の大きい犬にも立ち向かえる)
- 快活
- 甘えん坊
- 臆病
- 警戒心が強い
- 寂しがりや
ネガティブな性格が吠え癖などの問題行動に繋がってしまうことがあります。子犬のうちにこのような問題行動が見られるようだったら、きちんとしつけを行いましょう。
ポメラニアンの一日あたりの餌やおやつの量
ここでは小型犬のポメラニアンの一日あたりの食事の量をご紹介します。
餌(ドッグフード)の量についてですが、これは子犬か成犬かで異なります。子犬のときは一日に3-4回などのように複数回にわけ、70-90gを目安に与えましょう。
成犬になってからは食事は一日2回にしましょう。量は体重により異なります。一日に必要な量は体重の2.5%ですので、愛犬が5kgである場合、一日の必要摂取量は125gです。
定期的に体重を測って、体重管理をしつつ、愛犬にあった量の餌を与えるようにしましょう。また、ドッグフードを選ぶ際は高タンパク質のものを選ぶのがポイントです。
ポメラニアンに必要な運動量
ポメラニアンは小型犬の分類になりますので、大型犬と比べると運動量はそれほど必要ではありませんが、毎日きちんとお散歩に連れ出してあげましょう。目安としては一回15分程度の散歩を一日2回です。
散歩は運動不足解消の効果があるだけではなく、無駄吠えなどの問題行動軽減の役割もあります。加えて、散歩は社会への適応力も育てます。
散歩が不足してしまうと、たまに外に連れ出した際などに通行人や他の人に吠えたりするなどの問題犬になってしまう可能性があるので注意しましょう。
散歩に連れ出すときのポイントとしては首輪ではなくハーネス型のリードを使う、という点が挙げられます。
首輪は首への負担が大きいだけではなく、「気管虚脱」という呼吸に関する病気の原因になってしまいます。また、首輪をつけた状態で引っ張ったりすると、首輪が抜けてしまうことも。
しかし、ハーネス型のリードではそのようなことは起こりにくいです。加えてハーネス型は胴につけているため、衝撃が分散されやすいです。
ポメラニアンの日々のお手入れ
私達人間も毎日お風呂に入って体を清潔に保ったりするように、ポメラニアンも日々のお手入れが必要です。
体全体が細い毛で覆われているポメラニアンは毎日のブラッシングが欠かせません。毎日ブラッシングをすることで毛が絡まることを防いだり、毛玉ができにくくなるなどの効果があります。
毛玉ができると、散歩の度にゴミなどの汚れがつきやすくなる上、熱をうまく発散できずに蒸れて皮膚炎を発症することも。
ブラッシングを怠るとノミやダニが潜り込む危険性もあります。また、換毛期のブラッシングは抜け毛が増えるのでいつもよりも念入りにブラッシングしてあげましょう。
ポメラニアンと暮らすための住環境
ポメラニアンは小型犬で室内飼いで向いていますが、飼い主が生活しやすい環境を整えてあげることも必要です。
骨が弱いと言われているポメラニアンは飼い主の膝から飛び降りただけでも骨折してしまうこともあります。
こういった怪我を防ぐためにも、ポメラニアン専用の住環境を確保する必要があります。具体的には以下の点を注意します。
- 滑りにくい床
- 階段などの段差をなくす
- なるべく床にモノを置かない
フローリングなどの滑りやすい床は足腰に負担がかかるのでカーペットなどを敷くなどして対策をしてあげましょう。
その際、カーペットは爪に毛が引っかかるのを防ぐため、毛が短いものを選びましょう。また、階段など段差のある所には柵をおいて近づけさせないようにすることも必要です。
加えて、好奇心旺盛なポメラニアンは床に落ちているもので遊んだり、誤飲したりして喉や胃腸に傷がつくなどの問題が起こることがあります。
そういったトラブルを防ぐためにも、床には不必要なものを置かないようにしましょう。
ポメラニアンの飼い方のまとめ
明るく快活な性格のポメラニアンは、ペットとして人気の高い犬種です。また、小型犬であるため室内で飼いやすいという点も魅力のひとつでしょう。
そんなポメラニアンと楽しい日々を送るためにも、愛犬の性格を理解し、住環境を整えてあげることが大切です。
その子にあった適切な飼い方をすることで、良き関係を築けるはずです。この記事を参考に、住環境などを整えてからポメラニアンを家族の一員として迎えましょう。
ポメラニアンの授業を終えて
ポメラニアンはブラッシングが大変じゃのう。
博士のひげも毎日お手入れが必要だと思うわ。