マルチーズの食事とおすすめドッグフード3選

マルチーズ

真っ白でフワフワ、愛らしい姿が人気のマルチーズ。昔から現在まで長い間、根強い人気がある犬種です。

マルチーズは体が小さく少食の傾向があるので、どのような食事が合っているのか悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回はマルチーズの特徴に着目して、食事の選び方やおすすめのドッグフードをご紹介します。

マルチーズの特徴

マルチーズ

マルチーズは小型犬の中でも小さい方で、一般的に超小型犬にあたる犬種です。超小型犬とは成犬時の体重が4kg以下の犬のこと。

ジャパンケネルクラブでは、マルチーズの成犬時の体重は3.2kg以下で理想は2.5kgとされていることからも、かなり小さい犬種だということが伺えます。

マルチーズは、紀元前から愛玩犬として可愛がられていました。頭が良く、活発で、穏やかな性格の犬が多く、初心者にも飼いやすい犬種です。

マルチーズと言えば、床まで伸びる真っ白で絹のような被毛が最大の魅力です。その美しさからイギリスのビクトリア女王もマルチーズを気に入って飼育していました。

元々、使役犬ではなく愛玩犬であったことや、上流階級の人たちに大切にされていた背景などから、甘えん坊な性格をしています。

飼い主さんにべったりくっついていたい性格を持ち、その姿が可愛らしくもありますが、甘やかしすぎるとわがままな犬になってしまうので注意が必要です。

また、明るく穏やかな性格ながら、神経質な一面も持ち合わせています。食が細く食べムラが多い犬種ですので、わがままに育ててしまうと食事の面でも苦労することになってしまうでしょう。




マルチーズによくみられるトラブル

マルチーズ

マルチーズの特徴のほかに、よくみられるトラブルについてもご紹介しましょう。

マルチーズは心臓病に気をつける

マルチーズは、僧帽弁閉鎖不全という心臓病になりやすい犬種です。僧帽弁閉鎖不全とは、左心房と左心室の間にある僧帽弁の機能が弱くなり、血液が逆流してしまう病気です。

高齢になってくると発症しやすいので、運動時や興奮時に咳をするようになったら早めに動物病院を受診しましょう。

マルチーズは関節炎・膝蓋骨脱臼が多め

超小型犬のマルチーズは四肢も細く華奢な骨格をしています。そのため、関節炎になりやすい犬種です。

また、膝蓋骨という膝のお皿が元の位置からずれてしまう病気にもなりやすいです。これは先天的なものが多く、グレードも様々ですので、飼い主さんが気づいていないケースもあります。

関節炎や膝蓋骨脱臼は小型犬によくみられるものですが、なるべく肢に負担をかけないためにも肥満には注意しましょう。

消化器トラブルが多い

神経質な一面を持つマルチーズは、消化器トラブルも多いものです。神経質な性格が影響し、ストレスを受けやすいのでしょう。犬はストレスを受けると体調を崩しやすいものです。

また、マルチーズは体が小さくデリケートなので、些細なことで下痢を起こしてしまうこともあります。

白い被毛のため涙ヤケが目立つ

純白の真っ白な被毛が自慢のマルチーズ。その綺麗な被毛が、涙によって色素沈着を起こしてしまうととても目立ちます。

涙ヤケの原因は様々ありますが、逆さまつげや結膜炎など目のトラブルがない場合には、食事が原因となっていることもあるようです。

皮膚炎のトラブルに注意する

マルチーズの美しく長い被毛は、もつれると皮膚トラブルの原因になるため、こまめなブラッシングが欠かせません。

マルチーズはアトピー性皮膚炎やマラセチア皮膚炎に掛かりやすい犬種ですので、被毛や皮膚のケアには十分気遣ってあげましょう。




マルチーズのドッグフードを選ぶポイント

喜ぶポイント

マルチーズのドッグフード選びに悩む飼い主さんは多いものです。それはもちろん愛犬の健康を気遣ったり、食事でなんらかの悩みや症状をケアしたりしてあげたいと考えるからではないでしょうか。

そこでマルチーズの特徴やトラブルに着目して食事を選んでみましょう。

タンパク質多めのドッグフード

マルチーズにとって自慢の美しい被毛。せっかくの純白の被毛も、毛並みが悪く艶がなければ台無しですよね。皮膚や被毛を作る栄養素はタンパク質。

ですから、美しい被毛を保つためにはタンパク質が非常に重要です。

また、タンパク質は筋肉を作る栄養素でもあります。マルチーズには関節炎もよくみられます。タンパク質をしっかり摂取し筋肉をつけることで、関節に掛かる負担を減らすことができますよ。

さらに、筋肉がつき代謝があがると太りにくくなるので、肥満の予防にも効果的です。このような理由から、マルチーズには高タンパクのドッグフードがおすすめと言えます。

タンパク質には穀類から摂れる植物性のものと、肉類から摂れる動物性のタンパク質がありますが、犬にとって重要なのは動物性のタンパク質です。

原材料表示を確認し、高タンパクな動物性の肉類が主原料に選ばれているものを選んであげましょう。

グレインフリーや低アレルゲンのフード

食物アレルギーを持っている子が多いのもマルチーズの特徴です。そのため、アレルギーをおこしやすい食材を使用していないドッグフードを与えてあげるのも良いでしょう。

もちろん犬によって、アレルギー源は異なりますので、低アレルゲン食材だからといって必ずしもアレルギーが出ないとは限りません。

ですが、アレルギーを起こしやすい食材を避けることで、食物アレルギーのリスクを減らすことができます。

魚やラム肉、馬肉などはタンパク質も豊富で、アレルギーを起こしにくい食材です。また、場合によっては、アレルギーの多い穀類を使用していないグレインフリーのドッグフードに変更することで、改善するケースもあります。

無添加のドッグフードが重要

愛犬の健康のためには無添加のドッグフードを選んであげましょう。残念ながら市販のドッグフードには、酸化防止剤などの化学物質が含まれているものがほとんどです。

これらは、体に悪影響を及ぼすだけでなく、涙ヤケの原因となっていることもあります。マルチーズの真っ白な被毛に目立つ涙ヤケに悩んでいる飼い主さんも多いことでしょう。

無添加のプレミアムドッグフードに変更することで、涙ヤケが改善されたというケースも多いものです。

EPA・DHAがおすすめ

アレルギー性皮膚炎や、関節炎の多いマルチーズには炎症を抑える効果のある、EPA・DHAが含まれている食事もおすすめです。

EPA・DHAはオメガ3脂肪酸に分類される栄養素で、体内では合成することのできないもの。そのため、食事から摂取する必要があります。

不足しがちな栄養素ですので、サプリメントなどで補うという方法もありますが、元々食事に含まれているものだとわざわざサプリメントを購入したり、与えたりする費用や手間が省け、飼い主さんの負担も減りますね。

食いつきの良さも大事

食が細い子が多いマルチーズ。本来犬にとって食べることは楽しみなことであるはずです。愛犬には毎日の食事を喜んで食べてもらいたいと思うのが飼い主さんの気持ちでしょう。

そのため、栄養面だけでなく食いつきの良さも重要なポイントとなってくるのではないでしょうか。

マルチーズは小型犬の中でも小さいので、粒が小さめのものを選んであげると食べやすくなり、食いつきが良くなることもあります。

マルチーズにおすすめのドッグフード

POINT

では、最後にマルチーズにおすすめのドッグフードをご紹介します。

モグワン

食事への食いつきがいまいちなマルチーズにはモグワンがおすすめです。モグワンは小粒で食べやすく、愛犬の食いつきが良いと人気のプレミアムドッグフード。

なんと97.8%の犬が喜んで食べたとの報告があるので、偏食気味の犬や食の細い犬でも喜んで食べてくれるのではないでしょうか。

穀物不使用のグレインフリーのドッグフードですので、穀類に食物アレルギーを持つ犬でも安心して食べることができます。

主原料にはチキンやサーモンを使用しているためタンパク質もしっかり摂取できます。EPAやDHA、グルコサミン、コンドロイチンといった栄養素も配合されているので、マルチーズに多くみられる皮膚炎や関節炎のケアにも効果的なドッグフードです。

ナチュロル

ナチュロルは、新鮮な国産牛肉を55%も使用した無添加のプレミアムドッグフードです。そのため、犬にとって必要な動物性タンパク質をしっかり摂取することができます。

また、世界で初めてドッグフードに安定・持続型ビタミンCを配合。皮膚や被毛に良い食事となっています。ナチュロルを与えることで、マルチーズ自慢のピカピカの毛艶の維持も期待できるでしょう。

また、生の肉類を低温フレッシュ製法で配合。高温で加熱処理したものを使用せず、消化の良いドッグフードとなっています。

さらに、乳酸菌や善玉菌も配合され、お腹の調子を整えてくれるので、お腹を壊しやすいマルチーズにもおすすめです。

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アカナ パシフィカドッグ

アカナは生物学的に犬にとって最適な食事を作っているドッグフードです。そのため、高タンパク、低炭水化物の食事となっていて、必要な栄養素がしっかりと摂取できる食事となっています。

アカナのドッグフードは無添加、グレインフリーで高品質なため、世界中の愛犬家から人気のドッグフードです。原材料にはカナダの大自然で育った新鮮な肉類を豊富に使用し、自社のキッチンで製造するというこだわりを持っています。

中でもアカナパシフィカは、魚を主原料としたドッグフード。新鮮なニシンやイワシ、カレイなどを使用しているため、オメガ3脂肪酸であるEPAやDHAが豊富に含まれています。

また、魚はアレルギーが出にくい食材です。さらに、グルコサミンやコンドロイチンといった関節ケアができる栄養素も含まれているので、マルチーズに適したドッグフードと言えるでしょう。

マルチーズの食事とおすすめドッグフードまとめ

いかがでしたでしょうか。今回はマルチーズの特徴や気を付けたいトラブルに配慮できる食事の選び方や、おすすめのドッグフードをご紹介しました。

私達は健康に配慮して自分で食事内容を考え選ぶことができますが、犬は自分で食べるものを選べません。愛犬が少しでも長い間健康で元気にいられるよう、飼い主さんが質の良い食事選びをしてあげてくださいね。