熱中症になりやすい夏におすすめの対策グッズ3つ

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熱中症は危険。愛犬がならないように対策しなくては。どんな対策ができるのだろう?

このような疑問に答えていきます。

夏になると熱中症が起こりやすいため十分な注意が必要ですが、いざ注意をするとはいってもいったいどんなことに注意をすればいいのか思いつきにくいですよね。

また、もし熱中症対策として便利なグッズがあるなら積極的に活用し、できるだけの対策をして熱中症から守ってあげたいのは飼い主として当たり前です。

この記事では主に以下の2つの点を理解できます。

  1. 熱中症対策として便利なグッズを紹介
  2. 熱中症対策の注意点

なってしまってから後悔することのないよう、グッズを使った涼しい空間の作り方も合わせてお教えしますので、ぜひここでの知識を持ち帰ってください。

目次

  1. 暑さに弱い犬は熱中症の注意が必要
    • 犬の熱中症は熱射病と日射病のこと
    • 熱中症を引き起こす条件
    • 犬の熱中症は飼い主が防ぐことができる
  2. 犬のためにできる夏におすすめの熱中症対策グッズ3つ
    • 温度上昇を防ぐ保冷材(アイスノン)
    • 保冷マットでひんやりした空気
    • 保冷剤とセットで使う小型扇風機がおすすめ
  3. 夏場の車移動でプラスチック製のクレートは熱中症に要注意!
    • プラスチック製のクレートは熱に弱い
    • 油断せずクレートの中の温度に注意
  4. まとめ

暑さに弱い犬は熱中症の注意が必要

暑さに弱い犬は熱中症の注意

夏は熱中症に気を付けなければいけない季節なのは当然ですが、ひとつ覚えておきたい点として『犬は暑さに弱い動物』だということです。

猫は暑さに強い動物ですがそれでも熱中症には気を付けなければいけませんので、犬は猫以上に注意して置く必要があると覚えておきましょう。

では、実際に夏の熱中症対策としてどのように気を付けなければいけないのかを、具体的にお話ししていきます。

犬の熱中症は熱射病と日射病のこと

熱中症というのは熱射病や日射病の総称のことです。そして、熱射病は周りの環境(空間)が高温になることで犬の体温が上昇しその熱が下がらなくなっている状態。

一方で日射病は炎天下に犬を置いておかれたことで体温が上昇し、その熱が下がらなくなっている状態。

熱中症を引き起こす条件

そして、夏の熱中症で多いのは日射病なのか熱射病なのかについてはどちらが多いということはなく、どちらも同じくらいの頻度で動物病院には運ばれてきます。

最初に熱中症には日射病と熱射病の2種類があることについて触れたのは、熱中症を引き起こす条件について知っておいて欲しかったからなんです。

簡単にいうと日射病は炎天下の外で、熱射病は室内など囲まれた場所での空間ということになりますが、どちらも言えるのはひどい高温が続き犬の体温を極限まで上げてしまっているということ。

犬の熱中症は飼い主が防ぐことができる

つまり、犬の体温が高温になってしまう状態さえ作らなければ熱中症は防ぐことができるということなので、熱中症対策に何より必要なのは涼しい環境を常に用意することに限ります。

例えどんなに便利なグッズを使ったとしても、犬が置かれる環境が高温状態で適温とはかけ離れた状態であれば無意味だということを念頭に置いておいてください。

犬のためにできる夏におすすめの熱中症対策グッズ3つ

熱中症対策グッズ3つ

犬がいる環境状態を必ず涼しい状態にしておくことで熱中症を防ぐことができますが、その環境をより早く効果的に作り出すグッズとして3つご紹介します。

温度上昇を防ぐ保冷材(アイスノン)

保冷材はわざわざ買わなくてもケーキのような生ものや冷たいものを購入した際にもらうことができるので、恐らくどこのご家庭の冷凍庫にも当たり前のように常備してあるかと思います。逆に保冷材が溜まっちゃって困るという人もいるのではないでしょうか。

そんな冷凍庫に溜まりがちな保冷材ですが、実は夏の熱中症対策には欠かすことができないほど使えるグッズになるんです。特に熱射病のような空間による温度上昇にかなり効果的で、移動のためにクレートを使うときは必ず2~3個程保冷材を入れるようにします。

そうすることで保冷材が簡易クーラーのようになり、お日様の下を移動する間も温度上昇を防ぎ快適空間を維持することができます。

保冷マットでひんやりした空気

保冷マットはペットショップやホームセンターによく売られていると思います。冷たいジェルが入ったようなものや、生地自体ひんやりするタイプのものなどいろいろありますよね。どのタイプを選んでもらっても大丈夫ですが、もし敷いてあるものをガリガリしたり破ったりしちゃうような子であれば、ジェルが入ったタイプは避けるようにしましょう。

では、使い方ですが保冷マットはクレートの中に入れて保冷材とセットで使ってもいいですし、外に出かけたとき木陰で使うマットとしても活用するのもいいです。もしひんやり感が少し強いかもしれないという心配があるときは、その上にタオルを敷いても使えるので温度調整もある程度可能になります。

外に出るときは木陰だけだといまいち涼しいとは言いにくい状態も結構あるため、そうしたときに保冷マットがあるとそれだけでさらに涼しさが大きくなるので、公園に行ったりするときぜひ活用してみましょう。

保冷剤とセットで使う小型扇風機がおすすめ

小型扇風機は探すと結構たくさん出てくるのですが、おすすめの小型扇風機はいろんな場所に装着することができるものです。というのも、小型扇風機単体だとあまり大きな効果を得ることはできないのですが、合わせ技として使うことでその他のグッズの相乗効果を得ることができます。

例えばクレートの中に入れた保冷材もそのまま置いてあるだけより、風を送ってあげたほうがひんやりとした空気が広がりやすいので、さらに涼しみやすい空間を作ってあげることができます。

また、外で使う場合はもし保冷マットを持っていなかったり忘れてしまったりしても、冷たいタオルと小型扇風機があれば固く絞った濡れタオルも風で冷えるので、保冷マットのようにひんやりした場所を作ってあげることが可能です。

このように、小型扇風機だけだとイマイチ効果として期待しにくいですがほかのグッズと併用することで大きな効果を生み出してくれるので、ぜひ1つ持っておくことをおすすめします。

夏場の車移動でプラスチック製のクレートは熱中症に要注意!

プラスチック製のクレートは熱中症に注意

夏場の熱中症対策で一番大事なのは涼しい環境を用意してあげることだとお話ししましたが、意外と盲点になりがちなものがプラスチック製のクレートです。

犬を連れて出かけるときに車の中に抱っこやリードをつけてそのまま乗せる飼い主さんも多いと思いますが、安全面を考えるとクレートに入れて移動することがおすすめ。

プラスチック製のクレートは熱に弱い

ただし、クレートに入れて車で移動をするときは車内が完全に涼しくなってからクレートを車に乗せるようにしてください。

まだ車内が涼しくなりきっていないうちに「これくらい大丈夫だろう」とクレートを入れてしまうと、ただでさえクレート自体熱を帯びやすい狭い空間なのにあっという間に熱中症を引き起こすレベルに。

仮に先にご紹介したように保冷材を使ってクレートの中を涼しい状態にしたとしても、車内とクレートの温度では圧倒的にサウナのような車内の熱に負けてしまいます。

油断せずクレートの中の温度に注意

ちょっとくらい大丈夫かな?といった油断が大きな事故を招くことは非常に多いので、ちょっとくらいではなく絶対大丈夫!という段階まで環境を整えて、安全第一でクレートでの移動はするようにしてください。

また、クレートで外にいる場合も保冷材でクレート内を涼しくしたうえで日向よりはできるだけ日陰にいるようにし、クレートの中の温度が高温にならないようにしましょう。

まとめ

今回は熱中症になりやすい夏におすすめの対策グッズとして、保冷材(アイスノン)、保冷マット、小型扇風機の3つをご紹介しました。

しかし、こうしたグッズを使えば絶対熱中症にならないというものではなく、熱中症を防ぐために環境を整えるツールなので、常に犬が置かれている環境は暑くないかちょこちょこ確認するようにしてあげてください。

熱中症は過ごす環境さえしっかり整えてあげれば防げるものです。逆に言えばちょっとした油断が大きな危険を招き最悪死に至らしめてしまうので、ちょっとくらいという油断はせず愛犬を守ってあげましょう。