犬の服の選び方。大切な4つのポイント

犬の服ってかわいければいいのかな?服選びのポイントを知りたい
今回はこのような疑問に答える内容となっています。
人間と同じように犬用の洋服にもさまざまなものがあるからこそ、悩みもでてきます。この記事では主に以下の2点を学べます。
- 愛犬にどのような服を選ぶといいのか4つのポイントを紹介
- 着せてみて失敗するということを避ける
犬の服の選び方において大事な4つのポイントをご紹介。この4つのポイントを押さえておけば、実際に着せてみたら失敗だったということも防げるはずです。初めて犬の服を選ぶ方も一度失敗してしまった方も、ぜひこちらを参考にしてみてください。
目次
- 犬の服を選ぶときはサイズやデザインだけではだめ!
- 犬の服は見た目とサイズだけで選ばない
- 犬の服を選ぶときに重要な4つのポイント
- 犬に着せやすい服を選ぶ
- 飼い主が脱がせやすい服を選ぶ
- 犬が動きやすい服を選ぶ
- 環境に合わせた素材で選ぶ
- 犬に服を着せる目的は可愛いだけではない
- 犬に洋服を着せると抜け毛防止になる
- 術後など処置部分の保護になる
- 洋服が体温調節の役目になる
- まとめ
犬の服を選ぶときはサイズやデザインだけではだめ!
「犬に洋服なんて人間じゃあるまいし…」と一昔前ならきっとそんな意見を発する人は多かったはずですが、今では犬にも洋服を着せてファッションを楽しむ飼い主が増えてきました。
そして、犬でも洋服は当たり前という時代になりお店でも犬種に合わせたサイズはもちろんいろいろなデザインのものが売られていますよね。
犬の服は見た目とサイズだけで選ばない
犬の服を選ぶポイントをご紹介する前に念頭に置いていてほしいことがあります。それが、サイズとデザインだけで選ばないということです。
犬の服選びでまず合うサイズを考えて、その次にデザインを選んで決めていきますが、この2点だけで決めてしまうと絶対に失敗します。私達人間の洋服でも「サイズもデザインもいいんだけどなんかなぁ…もう少しこうだといいのに…」といったことがありますよね。
それと同じように、犬の洋服選びもサイズとデザインだけで選んでしまうと思わぬところで失敗を招いてしまうのです。では、サイズとデザイン以外にどこに注意をして犬の洋服を選べばいいのかをご紹介していきましょう。
犬の服を選ぶときに重要な4つのポイント
犬の洋服を選べぶ上で欠かせない重要なポイントは全部で4つあります。
これらのポイントをそれぞれおさえて犬の洋服を選んであげることがとても大事です。なぜこれらのポイントをおさえる必要があるのかひとつずつ説明しましょう。
犬に着せやすい服を選ぶ
実は犬の洋服はサイズが合っていても素材や作り、デザインによって着せにくいものがあります。洋服を着ることを嫌がらない犬ばかりなら多少の着せにくさがあっても問題ありませんが、ほとんどの犬は洋服を着ることを嫌がります。
それでも着せてしまえば諦めてくれることの方がほとんどではあるものの、着せ終わるまでの過程がむつかしく面倒なタイプだとそれだけで犬にとっても人間にとってもストレスです。そうした無駄なストレスを避けるためにも、伸縮性があり首や腕を通すだけで着せ終わることができるタイプのものを選ぶことがおすすめです。
飼い主が脱がせやすい服を選ぶ
着せやすさと同時に脱がせやすさも重視するようにしましょう。一見着せやすい洋服は脱がせやすいと思いがちですが、着せるときは意外とスムーズに入った洋服でも伸縮性が弱かったりすると意外と脱げにくいということがあります。
犬から洋服を脱がすときは人間のように万歳させて脱がすというよりも、体に対して平行に腕を引いて脱がすので袖が広がりにくいタイプだと脱がせるときスムーズにいきにくいです。着用時と同様に脱がせるときもお互いにとってストレスのないように、脱がせることができるようなものを選ぶようにしましょう。
服の上からハーネスをつけることも考慮する必要があります。
犬が動きやすい服を選ぶ
洋服を着させたもののなんか動きにくそう…というものは犬にとってただストレスを与えているだけになってしまいます。犬にとって動きやすい洋服というのはまずは何よりサイズがしっかりあっているものです。
サイズが大きすぎたり小さすぎたりすると、ちょっと動いただけで脱げて足が引っかかってしまいますし、逆にきつくてもうまく手足を動かすことができません。伸縮性や機能性も当然大事ですが、適切なサイズのものを選び動きに対して余計な負担をかけないようにしましょう。
購入前にサイズを測ることが重要になりますが、測り方がわからない場合や不安な場合は店員さんにお願いするとほとんどの場合計測してくれます。あとは横への体重変動によってサイズアウトしてしまうこともあるため、健康のためにも体重管理を徹底し適正なサイズをキープしてあげるようにしましょう。
環境に合わせた素材で選ぶ
季節によって涼しい洋服や暖かい洋服を選ぶのは当然ですが、室内で過ごすのか?外で過ごすのか?また雪や雨の中でも対応できるものか?といったように、過ごす環境によっても適した洋服を選んであげるようにしましょう。
例えば、雪や雨の日にも外で過ごすことが多いのであれば防水性や撥水性のある洋服を選ぶようにし、室内では室内温度に合わせて過ごしやすい洋服に着せ替えるといったように使い分けることが大切です。
単純に涼しい・温かいという部分しか見ていないとそうした細かい環境の変化に対応できず、逆に洋服が邪魔になったりすることもありますので過ごす環境によって快適に過ごせるようにしてあげてください。
犬に服を着せる目的は可愛いだけではない
犬の洋服を選ぶ時は以上のような4つのポイントを抑えて選ぶことが基本となりますが、そもそも犬にかわいいからといって洋服を着せるのは人間のエゴで虐待にも値するのでは?といった考えの人もいます。
確かに、可愛いからといっていろんな飾りを駆使し着飾ってお人形遊びのようにするのは行き過ぎな部分もありますが、そうした過度な使い方ではなく洋服を着せることに一定の目的と効果を得ることもできるのです。
犬に洋服を着せると抜け毛防止になる
毛が抜けにくいといわれている犬種でない限り、ほとんどのケースで犬の抜け毛に悩むことは多いです。抜け毛がふわふわ落ちたり抱っこしたときに、洋服に付着するのをどうにかしたいという思いで毛を短くカットする方も多いです。
しかし、毛を短くしても抜け毛が気になることもありますし、あまり短くカットをしたくないという飼い主さんも少なくありません。そんなとき洋服を着せてあげることで抱っこしたときに毛が付着することや、家に抜け毛が散ることを軽減することができます。
術後など処置部分の保護になる
手術をしたりケガをしたときに処置をしますが、処置部分を気にして舐めてしまう子も少なくありません。基本的には処置部分を舐めてしまわないようにエリザベスカラーを使用します。
エリザベスカラーだけでは傷口を気にしてしまって舐めようとしたり、エリザベスカラーに対して全然慣れることができない子もいます。そうしたとき、洋服を利用することで傷口から注意をそらしたり抜糸まで保護したりすることも可能です。
洋服が体温調節の役目になる
犬は天然の毛皮があるから洋服なんて不要だ!という意見もありますが、犬によっても寒がりな子や疾患によって洋服で保護してあげなければいけないケースもあります。
すでにあるものだけで対応ができれば一番だとは思いますが、洋服を使ってサポートしてあげないといけない子へは必要不可欠です。特にスムースの子やシングルコートの子は寒さに対して弱い傾向があるので、健康を守ってあげる意味でも活用することをおすすめします。
まとめ
今回は犬の洋服の選び方について4つのポイントについてまとめました。
- 着せやすいものを選ぶ
- 脱がせやすさも重視する
- 動きやすくなければただストレスになる
- 環境に合わせた洋服で過ごしやすくする
犬の洋服を選ぶ際はこれらのポイントをおさえて選んであげると、余計なストレスを与えることなく着せることができるのでぜひ覚えておいてください。また、洋服はただ可愛いだけではなく日頃の生活のしやすさや健康のケアとしても活用することができるので、洋服に対して疑問を感じる方も状況に応じてぜひ使ってみてくださいね。